●
●
●
●
●
●
●
●
●
●
●
●
●
●
●
●
●
●
●
●
●
●
●
●
●
●
●
●
●
●
●
●
●
●
ディック・ブルーナ(1927年~)。オランダ・ユトレヒト生まれ。
アーティスト、グラフィック・デザイナーとして道を探っていた彼は、
1951年に結婚。1953年、初の絵本として描いたのが「りんごちゃん《。
55年には、気軽に買えるペーパーバック「ブラック・ベア《シリーズがスタート。
年間150冊もの装丁、そして、宣伝用のポスターなど多数を手がけます。
さらに同年、「nijntje《(ナインチェ)という、うさぎを主人公とした絵本を刊行。
当時、写実的な描写が主流だったオランダ絵本界に新風を巻き起こします。
多くの大人たちが「こんな絵本、どうなの?《と首をかしげる中、
シンプルな線と明解な色彩は子どもたちの熱い支持を獲得したのでした。
1959年、それまでの絵のタッチや本の形を変え、
色も”ブルーナ・カラー”と呼ばれる絞り込んだカラーのみによる展開に。
以前刊行した「りんごちゃん《を描き直し、ほぼ正方形の絵本となって出版し直します。
1963年には、「ナインチェ《も新たに描き直し、各国語に翻訳されることに。
英語吊は「ミッフィ*《。日本では64年、石井桃子訳で「ちいさなうさこちゃん《として出版され、大人気となったのはご存じのとおり。
今回お分けできるのは、一部の英語版を除いて、ブルーナの本国・オランダで出版されたものばかり。
オランダ語が読めなくても大丈夫。シンプルで力強い線、美しい色の世界を純粋に楽しんでみましょう。
シンプルな線と色で、これほど豊かに広がる世界を描けるブルーナ。
オランダ語の文字・文字色など計算し尽くされているようで、本国版ならではのグラフィカルな魅力。
一部を除いて初版ではありませんが、70年代の印刷、70年代版を味わってください。
一部は何冊かありますが、大半は在庫1冊ずつ。
背の底に多少スレがあったりはしますが、70年代のものとしては保存状態良好。
ハードカバー 28ページほど サイズ 天地 16センチ×左右 15.7センチ

●品切れ オランダ語版 de apple(りんごちゃん)
Dick Bruna(ディック・ブルーナ)