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学研ワールドえほん

長年の人気を誇るロングセラー「学研ワールドえほん」シリーズ。
学研から発行されていた「フローラル絵本」シリーズは、ふたつのお話が1冊にまとまってマニアにも人気ですが、
76年当時の「学研ワールドえほん」は、「フローラル絵本」の前身ともいうべきもの。
「ワールドえほん」のずば抜けている点は、年齢やキャリアにとらわれず、
独自のセンスで、優れた絵本画家の作品を積極的に起用している点。
当時、これだけの絵本作家たちを発掘してシリーズ化していたのは誰なのか。応援したくなるシリーズです。
とくに味わい深いラインナップが揃ったこの時期のものは、見逃せません。いずれの本も訳文が一流なのもうれしい。
76年当時の「ワールドえほん」、見返しは本によって色が異なるストライプ、そして、ビニールカバーつき。とても可愛らしい。
84年の「ワールドえほん」は、見返しにその絵本ならではのパターンをデザイン化してあり、チャーミングです。
24年から32年が経過していますが、その割には状態良好といえます。



きしゃとだれかさん 作・絵 ルイス・デ・ホルナ 文・稗田宰子
学研ワールドえほん 76年(昭和51年)4月・初版
3500円 B ビニールカバー

ぴーっという音で、だれかさんとねこは目を覚ました。
こんな朝早く、なんだろう・・・・・
と見たら、汽車がとまっていた。

ねこと少年が不思議な汽車にのって繰り広げる不思議な旅。
お話も絵柄もすごい。心解き放たれます。
ルイス・デ・ホルナは、スペイン サラマンカの美術学校教授(当時)。
スペインの絵本、かなり面白そうですよね。

ハードカバー 28ページ サイズ 天地 26.7センチ×左右 21.7センチ

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ちびっこ ピー 作・絵 マルタ・コチ
学研ワールドえほん 76年(昭和51年)4月・初版
2700円 B ビニールカバー(後ろ見開きにかかる部分、ビニカバオレ)

野いちごの中に住む虫「ピー」。
自分が小さいことに我慢できず、どうしたら大きくなれるのかなと悩んで・・・・・・。
魚のおなかにのまれて「ぼくは、もう出られない」と泣き続けますが、
ついには、小さくてよかったんだと気づくというお話。

マルタ・コチは1945年、チェコスロバキア生まれ。オーストリア在住(当時)の女性。
いかにもチェコ絵本という感じ、色をにじませる画法がとてもきれい。
のちにコチの「まちへいったディノ」とともに「フローラル絵本」に収録された作品。

ハードカバー 28ページ サイズ 天地 26.7センチ×左右 21.7センチ

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みどりの どりちゃん 作・絵 マルタ・コチ 文・中村千栄子
学研ワールドえほん 76年(昭和51年)4月・初版
3500円 B ビニールカバー

「そんなに そんなに、
むかしじゃ ないけれど
みどりのき。
とおくの おかに
おきな き」

大きな木に水をやる係をつとめる「みどりの どりちゃん」。
だれかと遊びたくなって、ちょっとだけ人里へ。
みんなと遊んでもらって楽しかったけれども、
おおきな木は水が不足してしまって・・・。
心なごむかわいらしい絵柄と、絶妙な訳文。

ハードカバー 28ページ サイズ 天地 26.7センチ×左右 21.7センチ



ふしぎなさかな 作・マフラ・ガリアルディ 絵・ステパン・ザブレル
学研ワールドえほん 76年(昭和51年)4月・初版
2700円 B ビニールカバー(後ろ見開きにかかる部分、ビニカバオレ)

博物館の絵のなかから飛び出した、ふしぎなさかな。
金魚たちと一緒に博物館から管をつたって外に出て、
広い広い海へ繰り出します。そして・・・・・。
のちにコチの「なかよしもこもぐ」とともに「フローラル絵本」に収録された作品。

ステパン・ザブレルは、1932年、チェコスロバキア生まれ。
プラハ、ローマ、ミュンヘンに学びました。
日本でも何冊か絵本が出版されています。「きえたいろ」(学研ピクチャーブック。
もともとは学研ワールドえほんとして出ていたものの復刊)「しずかなきせき」(シュテパン・ザブジェル)ほか。

ハードカバー 28ページ サイズ 天地 26.7センチ×左右 21.7センチ

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こんにちは ぼく ゆきだるま 作・絵 ヤン・ムラツ 文・稗田宰子
学研ワールドえほん 76年(昭和51年)4月・初版
2500円 B ビニールカバー

雪が降る山のこと、雪だるまのことを小鳥から聞いたハンス。
「ぼく、ゆきだるまと遊びたいなあ」というハンスの声を聞きつけて、
遠い遠い山からゆきだるまがハンスのもとへと遊びにやってきて・・・・・・。
のちに、マリー・ジョゼ・サクレの「リリーちゃんのゆきだるま」とともにフローラル絵本に収録された作品。

ヤン・ムラツは、1935年、チェコスロバキア生まれ。
絵本画家、コマーシャル・アーティストとして活躍(出版当時)。

ハードカバー 28ページ サイズ 天地 26.7センチ×左右 21.7センチ



ふたつのおくりもの 作・絵 ヤン・ムラツ 文・角田光男
学研ワールドえほん 76年(昭和51年)4月・初版
2900円 B ビニールカバー

働きもののアスカー。薪拾いの帰り、ケガをしているツバメを介護してやります。
秋がきて、仲間と一緒に南の国へ飛ぶことができたツバメ。
冬が過ぎて春になて、ツバメたちがまた元気に戻ってきます。
アスカーが助けたツバメが落とした苗を植えたところ、大きな大きな実がなって、
中から金貨がどっさりと。

ハードカバー 28ページ サイズ 天地 26.7センチ×左右 21.7センチ

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ブレーメンのおんがくたい グリム童話より 絵・フリシダ・デ・ホルナ 文・寺村輝夫
学研ワールドえほん 76年(昭和51年)4月・初版
3300円 B ビニールカバー

年をとり荷物を運ぶことができなくなったロバ、年をとって猟をできなくなった犬、
年をとってねずみをつかまえられなくなったネコ、明日スープにされそうになっていたニワトリ。
今にも殺されそうになっていた4匹はブレーメンの街へ行き、音楽隊に入って暮らそうとします。
そして・・・・・。

フェリシダ・デ・ホルナはスペイン在住。
スペイン出版協会から栄養あるラザリロ賞を受賞した作品です。
この人の力量、ぜひ「中を見る」をご覧ください。

ハードカバー 28ページ サイズ 天地 26.7センチ×左右 21.7センチ

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まちへいったディノ 作・絵・マリー・ジョゼ・サクレ 文・高村喜美子
学研ワールドえほん 76年(昭和51年)4月・初版
2700円 B ビニールカバー

大昔、地球に人間なんかいないころ、
小さな恐竜が一匹だけいたんだって。名前はディノ。
とても眠たがり屋で、生まれたときから何万年もずぅっと眠り続けていたディノ。
よく寝たあとは歩くのもなかなか気持ちがいい。
出かけてみると、煙もくもく、ヘンな動物たち(実は自動車)がうなり声をあげて走り回っている。
突然、現代社会にやってきてしまったので、人々から怖がられてしまって・・・。
幸せってなんだろう、というテーマまで言及しています。
のちに「ちびっこビー」とともに「フローラル絵本」に収録された作品。

マリー・ジョゼ・サクレは、1946年、ベルギー生まれ。
リェージュの美術学校に学び、アメリカで子ども向けカードを出版(出版当時)。

ハードカバー 28ページ サイズ 天地 26.7センチ×左右 21.7センチ



品切れ ぴょんとはねた 作・絵 ルース・ヒュルリマン 文・稗田宰子
学研ワールドえほん 76年(昭和51年)4月・初版
2500円 Bー ビニールカバー 本文に湿気を帯びた波打ち 奥付ページにシミ

野原は花でいっぱい。
花はいいにおいだけれど、でも、なんだかつまらないのは、
うさぎのラビくん。
白うさぎのラブちゃんと出会って、ラビくんは変わってゆきます。

ルース・ヒュルリマンは1939年、スイス生まれ。
ルツェルン美術学校卒。

ハードカバー 28ページ サイズ 天地 26.7センチ×左右 21.7センチ

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きのいちねん 絵・松永禎郎 文・高田敏子
学研ワールドえほん 76年(昭和51年)4月・初版
参考図書 B ビニールカバー

「ワールドえほん」の名にふさわしく、翻訳ものばかりでなく、ちゃんと日本の絵本も。
しかも、このようなすぐれた絵本なのです。文章も絵も素晴らしい。

松永禎郎は1931年、東京生まれ。グラフィックデザイナー。
高田敏子は東京生まれの詩人。高田喜佐のご母堂。母子ともにすでにこの世にいらっしゃらないのがさびしい。
すみません、高田敏子・喜佐関連は、後日、別の機会に販売予定です。
「学研ワールドえほん」の1冊である記録として、ここに残しました。

ハードカバー 28ページ サイズ 天地 26.7センチ×左右 21.7センチ



たすけて もぐろうちゃん 作・絵 マルタ・コチ 文・保富康午
学研ワールドえほん 84年第1号(毎月1回発行)通巻第145号
2400円 B カバなし(もともと裸本) 記名 当時300円

もぐらのお母さんは忙しいので、もぐろうちゃんは外へ遊びにいくことにしました。
出会ったのは、うさぎのぴょんちゃん。
はじめ、反感もあったのに、ひょんなことからお互いを認め合い仲良くなって
「あそびつかれた もぐろうちゃんと ぴょんぴょんは、
すやすや ねむりながら、ふたり いっしょに、
ゆめの おくにへ いって いました」
という文末。味のある訳文、「ゆめの おくにへ」という言い方が懐かしい。

巻末には、こうあります。
「前にワールドえほんで、私は「なかよし もこ もぐ」を描きました。
(編集部注・1979・4月号)あのなかよしのふたりがおとなになって、
結婚して、男の子が生まれました。それが、もぐろうちゃんです。
どうぞよろしく、かわいがってあげてね(以下、略)」
「マルタ・コチ 1945年 チェコスロバキア生れ。オーストリア在住。
畑仕事や牧場の仕事の合間に絵本を執筆。一児の母」。

はじめに触れたとおり、この84年版は見返しパターンに、物語のキャラをデザイン化してあります。
画像だとわかりにくいかもしれませんが、左はじが見返し。もぐらのもぐろうくんと、うさぎのぴょんちゃんが散りばめてあります。
本によって、パステル・カラーだったりと、色は異なります。

ハードカバー 28ページ サイズ 天地 26.2センチ×左右 21.5センチ

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品切れ あのひと だれ? 作・絵 アンナ・マリア・クルチ 文・立原えりか
学研ワールドえほん 84年第2号(毎月1回発行)通巻第146号
1500円 B カバなし(もともと裸本) 記名 当時300円

怒っているみたいな顔をしたかかし。だれも怖がって近づきません。
ところが、知らない家に入っていき、においにつられて
ぶどう酒を飲んでしまったウサギたち。ピンチを救うのは、かかしなのでした。

アンナ・マリア・クルチは1952年、イタリア生まれ。
トリノ芸術大学卒。前年4月号に続いて「ワールドえほん」に登場。

ハードカバー 28ページ サイズ 天地 26.2センチ×左右 21.5センチ



マーシャとくま N.A.ウスチノフ 文・川又一英
学研ワールドえほん 84年第3号(毎月1回発行)通巻第147号
2000円 B カバなし(もともと裸本) 当時300円

N.A.ウスチノフは1937年、生まれ。
モスクワのスリコフ美術専門学校卒。
ロシアばかりでなく、ヨーロッパでも人気の絵本作家。

ハードカバー 28ページ サイズ 天地 26.2センチ×左右 21.5センチ



品切れ ふしぎなきしゃの おくりもの 作・絵 イワン・ガンチェフ 文・岡本一郎
学研ワールドえほん 84年第4号(毎月1回発行)通巻第148号
2500円 B カバなし(もともと裸本) 当時300円

機関車を動かせたらいいな。
待てよ、動かせるかもしれないぞ。
「ぼくのきしゃ」が動き始め、森の動物と出会い、
大地を響かせてカンガルーより早く走り、空を飛び、海を渡り・・・。

イワン・ガンチェフは1925年、ブルガリア生まれ。西ドイツ在住(出版当時)。

ハードカバー 28ページ サイズ 天地 26.2センチ×左右 21.5センチ



さんびきの なかよしさん 作・絵 アンナ・ツスソウバ 文・高田敏子
学研ワールドえほん 84年第5号(毎月1回発行)通巻第149号
参考図書 B カバなし(もともと裸本) 当時300円

アンナ・ツスソウバは、1937年、ブルガリア生まれ。
ソフィアの高等美術学校卒。ワールドえほんに「くもさんなにをみた」など。

高田敏子・喜佐関連は、後日、別の機会に販売予定です。
「学研ワールドえほん」の1冊である記録として、ここに残しました。

ハードカバー 28ページ サイズ 天地 26.2センチ×左右 21.5センチ



のはらへ いった バス 作・絵 ロゼール・カプデビラ・イ・バルス 文・小沢正
学研ワールドえほん 84年第6号(毎月1回発行)通巻第150号
1700円 B カバなし(もともと裸本) 記名 当時300円

あるところに、忙しい町がありました。
やがて、バスとバスが結婚して、自動車たちの結婚式。
やがて、ふたごのマイクロバスが生まれて、とうさんバスと、かあさんバスは大喜び。
男の子にはマイク、女の子にはマイロと名付けます。
マイクとマイロがどんどん大きくなって、働くことになって・・・。
「ねえ、おかあさん、どうして、町の人たちはもっと笑ったり踊ったりしないんだろうねえ」
「仕方ないわ。仕事が忙しすぎるんですもの」
忙しすぎる現代人を風刺しながら、エンディングでは開放的な気分にさせてくれる愉快な絵本。

ロゼール・カプデビラ・イ・バルスは1939年、スペイン生まれ。
マサーナ学院美術家卒。切手のデザイナーを経て絵本作家に。スペインで手数の絵本を出版。

ハードカバー 28ページ サイズ 天地 26.2センチ×左右 21.5センチ



品切れ ぼくが のらねこを やめたわけ 作・メルセ・C・ゴンザレス 絵・アグスティ・A・サウリ 文・山脇恭
学研ワールドえほん 84年第7号(毎月1回発行)通巻第151号
1800円 B カバなし(もともと裸本)当時300円

のらねこロンチョの寝床は屋根の上。
「ここだって寝心地悪くないよ」とロンチョ。
とある家の人形が外へ行ってみたいというので、背中にのせて出かけます・・・。

「一匹ののらネコの後をついていったことがあります。
しかし彼はひょいと軽快な身のこなしで壁を登ってしまうし、
ほんのすき間をすいっと抜けてしまって、とても最後までなんかついていけませんでした。
わたしの知らないところで彼らはどんなドラマをつくっているのでしょう。
そのドラマのひとつを想像してみました」(アグエスティとメルセ)

メルセ・C.ゴンザレスは1947年、スペイン・バルセロナ生まれ。
新聞記者、脚本家。アグスティの妻。
アグスティ・A・サウリは1949年、バルセロナ生まれ。
独学の画家、絵本の挿絵画家。「ワールドえほん」では5作目。

ハードカバー 28ページ サイズ 天地 26.2センチ×左右 21.5センチ



ねぼけちゃ だめだめ 作・ギー・クネイ 絵・マリー・ジョゼ・サクレ 文・片岡輝
学研ワールドえほん 84年第8号(毎月1回発行)通巻第152号
1500円 B カバなし(もともと裸本)当時300円

白いおひげのノアじいさんは、夜の空を雲に乗って飛びまわり、
ねぼけた人を見つけてはベッドに連れ戻すのが仕事。
一方、闇から生まれた夢男は、眠っている人に魔法の粉を振りかける、いたずら者。
粉を振りかけられると、だれもが寝ぼけて、とんでもないことを始めます。
寝ぼけた人を雲に乗せてベッドに運ぶノアじいさん。
動物園では、寝ぼけた動物たちが、ぞろぞろ街へお散歩に出かけて・・・。

ギー・クネイは1946年、ベルギー生まれ。
ベルビエ美術学校卒。サクレさんのために、絵本のお話を多く執筆。
マリー・ジョゼ・サクレは1946年、ベルギー生まれ。
リェージュ美術学校に学ぶ。「学研ワールドえほん」では6作目。

ハードカバー 28ページ サイズ 天地 26.2センチ×左右 21.5センチ



品切れ スパゲティなら まけないわ 作・絵 藤田桜 文・関根栄一
学研ワールドえほん 84年第9号(毎月1回発行)通巻第153号
1700円 B カバなし(もともと裸本)当時300円

働き者のペピーノのお嫁さんは、スパゲティが大好き。
お嫁さんは楽しくって仕方がない。だって、朝がスパゲティ。
昼もスパゲティ。夜もまたスパゲティ。それに、なんべんおかわりしてもいいんだから。
ペピーノもとってもうれしい。
だって、大好きなお嫁さんが
イタリアの青空みたいに晴れ晴れしてるから。
スパゲティをどっさり食べてどんどん太ったお嫁さん。
「太ったお嫁さんも、かわいいもんだなあ」とペピーノ。
お嫁さんのためにイスを作りなおし、さらに出入り口を広げて・・・。

愛あふれる、明るいお話に、藤田桜(当時、ローマ在住)のコラージュが素敵。
関根栄一は、童謡「おつかい ありさん」でも知られる作家、詩人。

ハードカバー 28ページ サイズ 天地 26.2センチ×左右 21.5センチ



品切れ うれのこった ふゆ 作・コレット・ドメ 作・ジャン・ルクー 文・みづしま志穂
学研ワールドえほん 85年第10号(毎月1回発行)通巻第154号
1700円 B カバなし(もともと裸本)当時300円

マミーおばさんは魔女でした。魔女の仕事が好きでした。
だけど、このごろ元気がないのは、仲良しのピトウに
自分が魔女だということを秘密にしていたから。
ピトウに秘密をもつことが悲しくて、ついに魔女をやめるマミーおばさん。
魔法の道具を暖炉にくべてしまいます。
翌日から新しく始めたのは、なんと。春、夏、秋、冬・・・季節を売る仕事でした!
冬だけ売れ残ってしまいます。ついに冬を大喜びで買ってくれた人とは・・・。

コレット・ドメは1932年、ベルギー生まれ。
ベルビエ美術学校卒。ドイツ、フランスでも活躍している童話作家。
ジャン・ルクーは1948年、ベルギー生まれ。
リェージュ美術学院に学ぶ。画家、教師。

ハードカバー 28ページ サイズ 天地 26.2センチ×左右 21.5センチ



品切れ ふしぎな りんごのき 作・絵 イシア 文・稗田宰子
学研ワールドえほん 85年第11号(毎月1回発行)通巻第155号
1500円 B カバなし(もともと裸本)当時300円

おばさんが森で摘んだいちごを、知らないおばあさんに分けてあげます。
お礼に「おまえさんの息子を、人の役に立つ人にしてあげよう」と、おばあさん。
「ルビーをもらえば世界一ハンサムになる。
サファイヤをもらえば世界一、金持ちになる。
りんごの木をもらえば人の役に立つ人になれる」と、おばあさんに言われて
りんごの木を選んだジャンでした。
それは、金のりんごが毎日なる木。どんな病気でも治せる不思議なりんご。
ところが、王様の家来は、りんごの木を掘って、木ごとお城に運んでいく。
困って、おばあさんのところへ走るジャン。さあ、どうする? どうなる?

「私が小さいときにポーランド生れのおばあさんから聞いたお話を絵本にしたものです。
おばあさんは、昔のお話や歌をたくさん知っていて、いつも私に教えてくれました。
おばあさんは今はもう亡くなっていませんが、私はこの思い出を大切にしています。
「自分が悲しいときは、困っている人を助けなさい。
そうすると、自分もうれしくなるものよ」とおばあさんはよく話していました」(イシア)
色づかいも絵柄も不思議。個性的です。
イシアは1941年、ポーランド生れ。ローマ在住(出版当時)。

ハードカバー 28ページ サイズ 天地 26.2センチ×左右 21.5センチ



おつきさま あそびましょ 作・絵 ニコレッタ・コスタ 文・竹下文子
学研ワールドえほん 85年第12号(毎月1回発行)通巻第156号
1700円 B カバなし(もともと裸本)当時300円

大きなお城に、お姉さんたちと一緒に暮らすマリア。
みんなで遊んで面白いのに、もっとおもしろいことないかしら。
そうだ、お月さまのところへ行ってみよう。
お月さまと遊んだら、きっとおもしろいわ。
お城を抜け出してお月さまのところにようやくたどりつくのですが、
お月さまは眠くて、ご機嫌ななめで・・・。

ニコレッタ・コスタは1953年、イタリア生れ。
ベニス大学卒。絵本作家として欧米で活躍。

ハードカバー 28ページ サイズ 天地 26.2センチ×左右 21.5センチ



ちびドラゴンとまじょ 作・絵 ニコレッタ・コスタ 文・竹下文子
学研ワールドえほん 92年4月号(毎月1回発行)通巻第241号
1200円 B カバなし(もともと裸本)当時400円

ちびドラゴンは孤独でした。
ほかのドラゴンのように、口から火を吐くことができず、悩んでいたのです。
打ち沈むちびドラゴンに、魔女はかいがいしく寝床を提供し、
スープを作ってくれます。
そして、魔法の力で、火を吐く薬を作ってくれて・・・。
ところが、口から出てきたのは、火ではなく、たくさんのチョウチョ。
薬を作りなおしてもらったのに、次に口から出てきたのは、たくさんの魚(ねこ大喜び)。
その次に、口から出てきたのは、たくさんの花。
このさい「花屋さんを始めるのよ」とスーパー・ポジティブな魔女。
なんと、立派な花屋になったちびドラゴンでした。

「魔女のイメージといえば、何となく怖くて恐ろしいものです。
しかし、わたしの絵本に出てくる魔女はおっちょこちょいで、失敗ばかりいています。
というのも、この魔女のモデルは、わたし自身なのです。
かっこいことをしてみたい、他人より優れたことをしてみたいと思うのですが、
思えば思うほど、結果は悪くなります。
魔女の絵本をかくたびに、肩肘はらず生きていこうと思っています」(ニコレッタ・コスタ)

ハードカバー 28ページ サイズ 天地 26.2センチ×左右 21.5センチ

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