● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ●
世界の絵本 |
---|
根強いファンから熱い支持を集め続けている「世界の絵本《。
レイアウト 辻村益朗・安野光雅ほか
絵本のラインナップがみごとで、編集者の手腕とセンスを感じさせます。
この時代の児童書にはたいてい丁寧な解説文が添えられていましたが、その流れを汲んでいるのでしょうか。
1冊1冊、巻末に丁寧な解説文が添えられ、文章から伝わってくるのは、絵本への深い愛情。
薄くクリーム色がかった、ざらっとした紙が、いい味を出しています。
いずれも右開きで、日本人向けにアレンジされています。
中谷千代子・絵のものを除いては、もともとは左開きだったはず。
縦書きに文字を入れるのに、苦心しながら作られたのでは?
今となっては幻となってしまった(一部除く)絵本たちですが、
完成度の高さから、できれば1冊1冊コツコツ揃えたくなるような吊シリーズだと思います。
カバーなしの裸本です。函があったという噂もありますが、どうなのでしょうか?
いずれも、30年ほど前の古書です。経年を考えますと状態はよいほうだと思いますが、
それでもシミ、表紙の細かいキズ、イタミなどは多少ありますので、ご了承ください。