■ねこの絵本 日本版



coverねこにパンツをはかせるな 筒井敬介 渡辺三郎・絵 講談社 講談社の幼年童話48 82年 83年の3刷
1400円 B カバー(上部少ヨレ)

「うちのねこのダイフクに 花もようのパンツをはかせたやつがいる。
だれだ、ねこにパンツをはかせたのは! かならず つきとめてやるぞ」(カバー より)
渡辺三郎の描くねこは、ゆるキャラの元祖!?
お話は、童話作家として芸術祭奨励賞、国際アンデルセン賞優良賞、ほか受賞の筒井敬介。
イラスト満載の児童書で、一部カラーです。

ハードカバー 80ページ サイズ 天地 21.7センチ×左右 15.5センチ



cover絵本 ねこちゃん 作・神沢利子 絵・和歌山静子 ポプラ社 神沢利子 和歌山静子の絵本・1 91年 93年の2刷
1200円 B カバーなし 表紙角少ツブレ

「ねこちゃん ねこちゃん ねぼすけ ねこちゃん
ねむのきのうえで ひるねして
ねぼけて きから おっこちて
にゃーんと わらって ごまかした」
声を出して読みたいような文章に、コラージュによるビジュアル。

大型本のため、画像は天地左右が切れています。
ハードカバー サイズ 天地 26センチ×左右 29センチ



cover
品切れ 絵本 長靴をはいたねこ 表紙絵・榎本清一郎
ます美書房 ます美の愛育絵本 年代記載なし
1700円 Bー 裏表紙に記名 当時100円

昭和44年のものかと思われます。
大勢の人によって、さまざまな絵本に仕立てられてきた「長靴をはいたねこ」。
黄色いベストにブルーのマフラー、赤い長靴。元気な黒ねこくんがのびのびと描かれています。

ハードカバー サイズ 天地 26.4センチ×左右 18.3センチ

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cover品切れ 絵本 あかぐつのねこ 瀬尾太郎 小学館「幼稚園」昭和31年8月号付録
6000円 送料サービス(代引のぞく) B+

「ながぐつをはいたねこ」を土台にした絵本です。全ページ、カラーです。
長靴ではなく、赤靴をはいたねこというところがユニーク。
瀬尾太郎さんはそののち、昭和35年に「長ぐつをはいたねこ」(講談社の絵本ゴールド版)をつくっていますが、
こちらは昭和31年の幼児向け雑誌「幼稚園」の付録。雑誌の付録って案外残っていないのです。レアです。
付録とはいっても、きちんとしたつくりの絵本。
こんな付録がついていた雑誌を買い与えてもらっていた時代の子どもたちが羨ましい。
50年以上の年月がたっていることを考えると、状態は悪くありません。
ただし、ホッチキスのサビ、表紙の角イタミ、ヤケなど、経年による自然についた感じのイタミがあります。

12ページ サイズ 天地 25.7センチ×左右 18.1センチ

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cover再入荷分、品切れ 絵本 モーの入院 別役実・文 朝倉摂・絵
リブロポート 90年・初
950円 B カバーイタミ

こんな話がひょっとしてあるかも、と思えるようなファンタジー。
どこかさびしく、どこか笑いたくなる、不思議な読後感。
ばけられるようになりたい猫のモー。はたしてばけられるようになるのでしょうか?

ナナお嬢さんと猫のモーが夕暮れの街を歩いて、たどりついた先は…。
「ねえ、さびしくない?」
「さびしいですよ。風がふいていて、しかもそれが秋だと、猫だってさびしいんです」
といった文章が沁みます。
カバーの裏表紙部分、下側と背の境目あたりに少しヤブレ。カバーに少々ヨゴレ・イタミがありますが、本体はおおむね良好。

ハードカバー サイズ 天地 28.1センチ×左右 20.6センチ



cover絵本 散歩するねこ 中山あい子 絵・入山さとし サンリオ サンリオ創作絵本シリーズ 88年 
2800円 B カバー・帯少イタミ

タクちゃんは幼稚園にかよう男の子。
ねこのブーくんとおさんぽしたいナ、
といつも思っています。
でも、ブーくんは外の世界がこわいみたい。
ところがある日、タクちゃんにブーくんが話しかけてきたのです。
赤い首輪をつけてくれたら、
いっしょにおさんぽにいってもいいよ。(カバー より)

「あら、みてみて、ねこがさんぽしてるわ」
と騒がれながら、散歩させるタクちゃん。
やわらかタッチで心あたままるイラストですが、なるほど、
「ねこと人というつながりだったブーくんとタクちゃんが、
より近い仲になった、この記念すべき1日を、
リアルタイムで描きたかった」(入山さとし)とのことです。

ハードカバー サイズ 天地 26.7センチ×左右 21.8センチ



cover再入荷 絵本 ねこふんじゃった ピアノで遊ぶ絵本 永田栄一・編 西巻茅子・絵
リブロポート 87年・初版
2200円 B カバー上部ソリ

これはびっくり。ねこの曲ばかり集めてあり、楽譜+ねこのイラスト満載の楽しい絵本です。
ピアノがお好きな人はもちろん、ピアノが弾けない方でも楽しめそう。

1 ねこふんじゃった 2 ねこねこダンス 3 かくれんぼねこ―1本指の黒鍵弾きで
4 ねこの目ラプソディー―おはし弾きで 5 ねこの手かりて―こぶし弾きで
6 ねこのパーティー―いろいろな組み合わせ 7 よっぱらいねこのポルカ―リズムを変えて
8 子ねこふんじゃった 9 ねこのワルツ 10 子ねこのさんぽ
11 ねこが消えていく ほかの長調で弾く「ねこふんじゃった」短調で弾く「ねこふんじゃった」

ちなみに、「ねこふんじゃった」は世界中で広く親しまれているピアノ曲だそう。
作曲者はわかっていないとのことです。ドイツ、ベルギー、オーストリアでは「のみのワルツ」、
ブルガリアでは「ねこのマーチ」、ソ連では「犬のワルツ」、フランスでは「カツレツ」と呼ばれているとか。
こんな話がカバーに書かれています。絶版

ハードカバー 39ページ サイズ 天地 30.1センチ×左右 21.7センチ



cover絵本 ねこのぱとろーる 筒井啓介 渡辺三郎・絵
理論社 81年 86年の7刷
950円 B+ カバー上部ヨレ 当時780円

ぶうたれネコが、ねんネコけいさつの おまわりさんに なりました。
はりきってパトロール先に出かけていって・・・。

「きみの うちの ネコに きいてごらんなさい。
二、三げんむこうの うちに いくと、
きみの うちの ネコは、もう ちがった名まえで よばれているのです。
そのくせ、へんじは いつものように、
ニャーン
なんてね。」

筒井啓介とのコンビで「ねこのおしごと」「ねこのわすれもの」など出版している
渡辺三郎のとぼけたイラストがたっぷり。なごませてくれます。

版元品切れ
ハードカバー 77ページ。サイズ 天地 23.2センチ×左右 18.6センチ



cover品切れ きょうも猫日和 今江祥智 絵・宇野亜喜良
マガジンハウス 91年・初
700円 B カバー上部ヨレ 当時の定価1800円

装丁・装画 宇野亜喜良
恋も友情も一ぴきの猫から。猫のメルヘン20篇(帯 より)

「猫の物語だけで一冊の本をつくってみよう
ーーというのは三十年来の私の夢でした。
…ものごころついたところから、猫はほとんどいつだって私のそばにいました。
いっしょに暮していなくても、すぐ近くにはちゃんといてくれました」(あとがき より)

ハードカバー 335ページ  サイズ 天地 20センチ×左右 13センチ



covercoverダヤン コレクションブックス4冊セット+おまけ文庫つき  ダヤンのたんじょうび イワン、はじめてのたび マーシィとおとうさん 魔女がひろった赤ん坊 池田あきこ
ほるぷ出版 93年~95年・初
2000円 B 帯イタミ 当時の定価 1冊1000円

わちふぃーるどは不思議の国。動物たちがおしゃべりし、おかしな妖精や魔女たちがいたずらばかりしています。
ねこのダヤンと愉快な友達がくりひろげる物語を小さな絵本にとじこめました。(カバー より)

各見開きに1ページ大のイラストが1点ずつ入っています。オールカラー
おまけに文庫「わちふぃーるど 四季の絵ばなし」(池田あきこ)をおつけします。

ハードカバー 各40ページ サイズ 天地 18.7センチ×左右 13.3センチ



cover絵本 ぼくは おにいちゃん 小野洋子・作 いもとようこ・絵
佼成出版社 92年の17刷 550円 B カバーなし 記名

ノンタはおにいちゃんになりました。赤ちゃんねこが5匹、生まれたのです。
お母さんねこにかまってもらえなくなったノンタ。
お母さんの愛情を独り占めしたくて、赤ちゃんねこたちを捨ててきちゃおうと思います。
子ねこ5匹の散歩を頼まれて、木にのぼって隠れちゃおうとしたり、オオカミにあげちゃおうと思ったり、
遊んでる子ねこたちを置いていっちゃおうと思ったり。
さて、どうなるでしょうか。

ハードカバー 天地24.5センチ×左右 21.5センチ



cover絵本 わちふぃーるどの祭り詩 池田あきこ
白泉社 95年・初 600円 B カバー上部少ヨレ 本体下部スレ 定価1628円

わちふぃーるどには数多くの祝祭や行事があります。
そしてアルス(地球)と共通するものも少なくありません。
ダヤンをはじめ、お祭り好きの動物たちと一緒に、不思議な国の不思議な祭りをお楽しみ下さい。(カバーより)

雑誌MOEの原稿に著者が構成、加筆してまとめた本。
状態は悪くないですが、ほんのり煙草の香りがあるかも…。

ハードカバー 63ページ サイズ 天地 26.6センチ×左右 19.8センチ



cover品切れ 絵本 ねことしっぽ 山内ふじ江
1200円
福音館書店 年少版・こどものとも 2001年の特製版 B+ カバーなし

ねこがぐっすりねています。
でも しっぽはさきにおきています
ねこはおなかがすいています でも しっぽはそとであそびたい

ねこのしっぽは表情豊か。まるで、しっぽそのものが生き物みたいですね。
ねこの気持ちと、しっぽの"気持ち"を詩情豊かに描いた秀作。
ねこが土のにおいをかぎ、しっぽが風のにおいをかぎ…。
雨上がり、しっぽは窓の外と見ていて、
ねこ自身は気持ちよさそうに眠っているラストシーンがいいです。
ねこの毛や植物の丁寧な描きかたなど、イギリスの絵本ふうの空気も漂っています。
版元品切れ。

ハードカバー 24ページ。サイズ 天地 21.7センチ×左右 20.5センチ



coverます美のしゃしんえほん いたずらこねこ 撮影・解説 津嶋久仁香
ます美書房 出版年不明
1400円 B カバーなし 当時の定価150円

ます美書房は昭和30年代40年代に数々の児童書を出版しています。
おそらくそのころの本だと思います。ねこの写真を使った写真絵本です。
鏡にうつった自分を見ているねこの写真には「まるいおめめのだれかさん ねえねえ こっちへでてこない」といった文字が。
花のにおいをかいでいる写真には「さいた さいた きれいなおはな ふうーん とってもいいにおい」という文字。
時代の向こうに置き忘れてきたものが見つかる感じ。

サイズ 天地 26.2センチ×左右 18.5センチ



再入荷分、品切れ 待つこと、忘れること? 金井 美恵子 絵・金井 久美子
平凡社 2002年・初 750円 A- 定価1680円

金井美恵子が食にまつわるエッセイ集を書くと、やっぱりただものじゃないですね。
目白・カナイ家「秘伝」の家庭料理のレシピから、汲めども尽きない、めくるめく食の記憶の海へ。
食べ物をめぐって痛快無比な44本の四方山話が炸裂します。
挿絵がまたよいのです。著者の姉の手になる愛猫トラーの絵ばかり。すべてカラーです。
文中にも、トラーの食事(エビ、ホタテ貝柱刺身、カワハギぶつ切り、マグロ、アジ…)、
猫のための料理の話などが随所にちりばめられ、食と猫が好きな人に。
ハードカバー 268ページ。サイズ19センチ×13センチ



猫は生きている 早乙女 勝元・作  田島 征三・絵  理論社 理論社のカラー版愛蔵本 73年 83年の47刷 700円 B 函なし 定価1365円
いつのころからか昌男の家の縁の下に、のら猫が住むようになりました。何かおいしそなものがあると、さっと飛び出してきて口にくわえるやいなや、またひとっとびに戻ります。だから、昌男は猫に稲妻という名前をつけました。お母さんに何か食べるものをやりたいといっても、今は戦時下。どうにかこうにかやっと煮干などをあげるのが精いっぱいでした。やがて、稲妻に子猫が生まれます。集中豪雨のとき、口に子猫をくわえて水びたしの道を泳ぐ稲妻。やがて、空襲があり、昌男一家も猫の稲妻一家も必死に逃げて逃げて…。ハードカバー 86ページ。サイズ25.5センチ×20.5センチ



さわってごらん1 ねこ ならさかともこ 作・絵
岩崎書店 95年・初 750円
B+ 仕掛け一部こわれ(くるくる動く目玉、ひとつはずれ、など)定価999円

くるくる動くねこの目。ざらざら痛いよ、ねこの舌。
ぴーんと伸びたおひげもすてき。各ページ、ねこの絵ばかり。
いろんな手ざわりを楽しめます。
見て楽しい、さわってうれしい、赤ちゃん絵本。
ねこの絵柄がキュートです。
ねこの肉球のぷよぷよ、ふわふわの毛の感じ、など、大人もなごめます。
ハードカバー 12ページ。サイズ 17センチ×16センチ。版元品切れ


アブサン物語 村松友視 筑摩書房 95年  600円  B 定価1300円(税別)
21年にわたる愛猫アブサンとの日々。ネコ好きにも、そうじゃない人にも。ハンカチの用意もお忘れなく。装丁・装画・本文挿絵は和田誠。文庫もありますが、和田誠の絵、単行本で細部までじっくりお楽しみください。

本物の獣医・ニセ物の獣医―いい動物病院の見分け方 須磨 一郎(KOBE愛犬病院院長) アスペクト 98年・初 550円 B+ 帯あり 定価1470円
「ナニワ金融道場」の青木雄二氏推薦。カバーや本文挿絵、まえがきまで書いています。愛犬家のみなさん、あやしげなお上手や高圧的な態度で威圧してよく説明をしない、薬の種類がやたらと多いなど、過去に思い当たるふしはありませんか?  ペットについての「正しい知識を示唆」する書。ペットフードには新鮮な肉は使われない、油脂カスが使われていて問題、人が食べる新鮮なものをあげるのがいちばんと書かれています。
生かすも殺すも医者次第! アンビリバボーな獣医たち/動物受難の時代! 「困った人たち」に飼われるペットの災難/警告! ペットフード汚染に蝕まれる動物たち/飼い主の注意が肝心や! ペットの現代病気事情 ソフトカバー186ページ。サイズ19センチ×サイズ13センチ

品切れ シリーズ《日常術》③ 吉本由美《一人暮し》術 ネコはいいなァ 晶文社 86年 600円 B+ 定価1300円(税込)
「ネコはいいなァ。洋服も着ていなければ靴もはいていない。火事でも地震でも、からだ一つでピュッと逃げだせる。それがわたしはどう? いつのまにかしょいこんでしまったおびただしい数のモノ・モノ・モノーー」…ずいぶん前に読んだ本でしたが、改めて読み返してみたら、また新鮮なおもしろさでした。ネコ好きの著者がネコにも縛られたくないというあたり、興味深いです。ハードカバー 109 ページ。サイズ23センチ

再入荷 公園通りの猫たち 早坂暁  講談社 89年 500円 B 定価952円(税込)
渋谷の盛り場・公園通り周辺で生きる野生ねこ(野良)たちの生きざまを見つめてきた作者。生きて、死んで、生きて…。 同じ生き物どうし、見つめる視線のナチュラル&あたたかみといったら。著者は、『夢千代日記』ほかでおなじみの放送作家。魅力的な文章は、いわずもがなです

嫁ぐ猫 公園通りの猫たち、それから 早坂 暁 ネスコ 96年・初 600円 B カバー上部少オレ 定価1200円(税込)
眠らない街・渋谷のホテルの一室に住むこと18年、脚本を書いている早坂さん。エッセイ『公園通りの猫たち』(90年講談社エッセイ賞受賞)の続編です。作家生活35年めにして初の書き下ろし。公園通りの猫たちへのあたたかな視線に満ちたエッセイです

兵藤ゆきの 猫ナンパ日記 文・絵・写真 兵藤ゆき KKベストセラーズ 93年・初 650円 B+ 帯あり 定価1000円(税込)
仕事先で出会ったり、友達の家、そして自宅にやってきた猫たちとの本当にあったお話。オ~イ、不良少年ネコ、ベルはどえりゃー猫や、自転車買い物カゴ猫が行く、猫のひと声に中也も勝てず…ほか44編

わたしはネコロジスト 吉田ルイ子ブロンズ新社 90年 850円 B 定価1500円
母親がわりに育ててくれた人を亡くしたのち、墓参りの帰りに生まれたての子猫を拾ってしまった。衝撃的だった出会いから4年。養母、 そして愛するトラノスケへの思い。フォトジャーナリストが撮ったモノクロ写真、愛情にあふれ、ひじょうにいいです。写真集とも呼びたいフォトエッセイ。

ぼくが猫語を話せるわけ 庄司薫中央公論社 昭和53年 650円 B 定価820円
断固とした犬派の筆者が、気ままな猫とつい意気投合 して自由に語るとき、さりげない日常生活の断片が ユニークな私的世界を形づくる。エッセー集。絶版

チャーミスト・コミック アンソロジー・シリーズ にゃんこ通信① 桜桃書房 2002年  300円 A 定価648円(税別)
MUTE、さいとう珠美、雨城みずか、青柳小鉄、猫玄、櫻見弘樹、ひぐちきみこ、寺川よしこ、大西Q、長崎さゆり…オール新作書き下ろし バカ猫と親バカコミック勢ぞろい