■児童文学全集 プチ特集

60年代ー70年代、そして、そののちも、さまざまな児童文学全集が編まれていました。きちんとした内容の全集をつくろうとする作り手たちがそれだけいたのでしょう。お好みの全集を書棚に備えて、1冊1冊、じっくり読み進めていくーこれほどの幸福があるでしょうか。文字が大きめで読みやすいのも、目に優しくて嬉しい。後日、また追加します。


NEW! 日本童話名作選集 1〜13 あかね書房 昭和40年ー45年 3巻は初版 ほかは重版
1万5000円 送料サービス(国内のみ) B 函 ビニールカバー(11巻のビニカバーはありません)小口シミ

装丁・渡辺三郎
表紙や背にあしらわれたミツバチが、見返しでは青空バックに連なって飛んでいます。
函・表紙はシルバー地。花の色は本によって違う色。扉の絵柄は本によって異なり、いずれも渡辺三郎らしい良さが出ています。
色づかいといい、なんという愛らしい装丁でしょうか。ぐっとくるようなレトロモダンさは、この時代ならではのもの。
挿絵の顔ぶれのなんという豪華さ! 1冊ごとに丁寧な解説がついており、執筆は坪田譲治、与田準一、大石真、菅忠道、前川康男ほか。
40年以上前のものですが、小口ほかややシミがある本がありますが、保存状態は概ね良好。9巻の函には「必読図書」のラベルあり。

1 ひつじだいこ 巖谷小波 挿絵・黒谷太郎
2 耳なし芳一の話 小泉八雲 挿絵・福田庄助
3 ふるさと 島崎藤村 挿絵・水沢研
4 かなりや物語 鈴木三重吉 挿絵・太田大八
5 赤いガラスの宮殿 小川未明 挿絵・吉崎正巳
6 一ふさのぶどう 有島武郎 挿絵・赤羽末吉
7 ふたりの少年とこと 楠山正雄 挿絵・太田大八
8 善太と三平 坪田譲治 挿絵・菊川多賀子
9 くもの糸 芥川龍之介 挿絵・池田龍雄
10 三人兄弟 菊池寛 挿絵・小坂茂
11 春をつげる鳥 宇野浩二 挿絵・吉崎正巳
12 りんごのおばけ 佐藤春夫 挿絵・吉崎正巳
13 ふしぎなぼうし 豊島与志雄 挿絵・富永秀夫

全15巻のうちの13冊。
ハードカバー A5

見返し、函の裏面を見る


NEW! グリム童話全集 1〜10 全10巻 責任編集・高橋健二、植田敏郎、矢崎源九郎 実業之日本社 63年ー64年・初版
1万7000円 送料サービス(国内のみ) Bー 函 小口シミ 1巻の見返し・扉の角オレ、1巻の奥付ー巻末広告のど部分に切れ目 2巻の口絵角破れ 3巻の函コワレ・テープ補修あり 10巻のP15-18に切れ目(テープ補修あと)

”グリム百年祭”を記念して作られたものとあって、力作です。グリム研究の三大家、高橋健二、植田敏郎、矢崎源九郎の訳。
装丁・天野邦弘

表紙や見返しには金色の特色づかいもあって、とにかくゴージャスです。
函から本を取り出すたび、胸がキュンとしてしまうような装丁。
見返しの画像はぜひクリックしてみてください。見返しも扉も、ハッとするほど斬新なデザイン。
いずれの見開きにもイラストが入っていて、インクの色がページによって異なるなど工夫されています。
イラストは一部、2色印刷。どの絵ものびのびしていて、それぞれ大変素晴らしいです。
この時代の全集、底知れぬパワーを秘めているのです。
出版当時から45年以上が経過しています。読み込まれた様子が見られるため、古本に慣れていない人にはお勧めしません。
巻によって小口シミが多めだったり、本文余白にときどき切れ目があったり、角オレやシワがあったりします。
しかしながら、イタミを補って余りあるほどチャーミング&魅力的。古いものにご理解のある方に。

1 しらゆきひめ 挿絵・深澤邦朗
2 ヘンゼルとグレーテル 挿絵・三好碩也
3 おおかみ七ひき子やぎ 挿絵・若菜珪
4 赤ずきん 挿絵・谷俊彦
5 しあわせのハンス 挿絵・前田松男
6 ブレーメンのおんがくたい 挿絵・鈴木義治
7 はいかぶり 池田かずお
8 おやゆびこぞう 挿絵・若菜珪
9 いばらひめ 挿絵・赤羽末吉
10 かえるの王さま 挿絵・柿本幸造

ハードカバー 天地23センチ

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