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E+D+P 出版印刷表現の遊びと研究

E+D+P総目次(50号分)・販売分 10号~34号E+D+P販売分 39号~・紙魚の手帳 販売分



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紙魚の手帳 10 2001年7月 特集・戦争の果てに 東京エディトリアルセンター 1500円
B+ 当時の定価500円

編集発行人・多川精一

表紙・戦争の果てに(資料写真 昭和22年5月3日日本国憲法記念式典で宮城前に集まった市民)
特集・戦争の果てに(編集部)
敢えて今、昭和十五年戦争をふり返るー庶民の立場から 20世紀の国家のあり方を考えるために
「現代の戦争は戦争は、国家権力が起こし、政府が国民を総動員し、国民という吊の市民が戦う。
その結果、殺人など考えたこともない市井の庶民が、人を殺し、自分も殺されることになる。昭和の日本で十五年間続いた戦争もそうであった《
(「戦争のグラフィズムー平凡社ライブラリー版《多川精一あとがきより)
(中略)この特集は昭和十五年戦争を体験した三人の当時の日本の若者が残した記録を元に構成した(後略)《
●取材協力/広瀬和子・吉井唯三郎・吉井米三郎

ゆく径 吉井三郎 絵・冨成忠夫
1945・TOKYO 資料/文化社(東方社)「1945・秋東京《「マッセズ《
焼け跡生活の想い出 広瀬和子

高杉晋作と幕末の長州 第1回 松陰と晋作 冨成博

梓川村日録ーー太田英茂の生涯・10 念願の銀座に事務所を設立 酒悦の再建に賭ける 文・写真 多川精一

ごろんごろん 濱祥子
文庫本「古書狩り《を改装する 文とイラスト 田中栞
文庫本誕生500年展 東京製本倶楽部協力イベント 町田市立国際版画美術館
クラナハ・プレッセへの旅(6)ワイマール逊遥(その3)松本八郎
コンシュートピア創造群の ピピの冒険(最終回)文・藤巻和 中田みどり 絵・藤巻和

「紙魚の手帳《既刊1~9号 総目次

A5変形(天地14センチ×左右21センチ 上開き 以下同)


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紙魚の手帳 11 2001年10月 東京エディトリアルセンター 1000円
B+ 当時の定価500円

編集発行人・多川精一

表紙(画・文)・村井正衛
厳鷲麓録1942 画・村井正衛

梓川村日録ー太田英茂の生涯・11 迫り来る老いと闘いながら故郷の老舗再興に力を尽す 多川精一

秋の町 冨成博
高杉晋作と幕末の長州 第2回 盟友久坂玄端 冨成博
装丁ギャラリー・9 「針金滕(かがり)上精本《篇 大貫伸樹
図書の取扱い方について 田中栞
日本語のテンやマルを考えるー「句読点研究会《のご案内
Bucher-wurm Nr.8 京都の本屋さん 恵文社・一乗寺店 松本八郎

「この欄の校正をやっているとき、ニューヨークのテロ事件の第一報が入りました。
21世紀はアメリカとそれに吐髄する各国政府と、民族や宗教をバックにしたグループの対決になるだろうと、
本誌3号のこの欄で予想したことが早くも実現してしまいました《
(多川精一 「紙魚のあしあと《より抜粋)


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紙魚の手帳 12 2002年1月 東京エディトリアルセンター 1000円
B+ 当時の定価500円

編集発行人・多川精一

表紙(文も)・四釜裕子

梓川村日録ー太田英茂の生涯・12 蒸発宣言を投函して宣伝の世界から消える 多川精一

真珠 浜祥子
高杉晋作と幕末の長州 第3回 尊王攘夷 冨成博
装丁ギャラリー(10)「針金綴製本機械《篇 大貫伸樹
書物を愛玩する 田中栞
古本好きのための読書案内 古本屋の女房・田中栞
Bucher-wurm Nr.9 古本屋さんのカタログ 四季書林・山崎書店・石神井書林 松本八郎
「印刷博物誌《(凸版印刷株式会社創立100年記念)と「紙とデザイン《(株式会社竹尾創立100周年記念)
珍奇動物紀行・1 偉大なる楽園の巨大鳥「パピョット《をたずねて。M.Shimano
山の随筆集 新刊紹介 「北八ツ彷徨《と「八ヶ岳晩夏《

NYテロ報道事件で考えたこと(多川精一 「紙魚のあしあと《)


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紙魚の手帳 13 2002年4月 東京エディトリアルセンター 1000円
B+ 当時の定価500円

編集発行人・多川精一

表紙 「並ぶ人《絵・柚木沙弥郎

梓川村日録ー太田英茂の生涯・13 人生の最終ラウンドを故郷の自然に回帰する 多川精一

ライラックに寄せて 冨成博
高杉晋作と幕末の長州 第4回 上海で見たもの 冨成博
装丁ギャラリー・11 「手製本体験記ー1《大貫伸樹
古本屋の娘 文・イラスト 田中栞
本屋さん好きのための読書案内 古本屋の女房・田中栞
Bucher-wurm Nr.10 ふたり誌に見る、書く楽しさ、読む楽しさ『北の葦』『クチン』松本八郎
珍奇動物紀行・2 北の森で息をひそめる悲劇の猛獣 「とな《に会う旅(前編)M.Shimano
コンシュートピア創造群のピピの冒険・第十五話より 恋愛塾・1 文・藤巻和・中田みどり 絵・藤巻和

「『E+D+P』時代の体質が影響してか、『紙魚の手帳』に衣替えしても、とかく表現が固くなりがちです。
そこで内容はマジメでも、もっと肩のこらない記事にしたいといつも思っています。
日本人はマジメな内容の文章は固いもんだという思いこみがあるようで、
教科書が子どもに嫌われるのは一理あります《
(多川精一 「紙魚のあしあと《より抜粋)


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紙魚の手帳 別冊16 2002年12月 東京エディトリアルセンター 1000円
B+ 当時の定価500円

編集発行人・多川精一

表紙(絵・文 しものなおき)
水の一生・荒川ー隅田川(写真・高田行庸)
詩 風のたより 冨成博
偶感 落書き 多川精一(機関誌「ビルメンテナンス《に発表した文の再録)
随筆 単眼の宇宙 井上敏雄
海よ! 木村和也
珍奇動物紀行・4 ニセモノと呼ばないで! ××モドキたちの嘆息 鷹觜麻衣子
小説・わが青春の光と闇 滝の音 その一 小石川肇 絵・荒田秀也
コンシュートピア想像群のピピの冒険・第十五話より 恋愛塾・3 文・藤巻和・中田みどり 絵・藤巻和
日本デザインの曙―上毛の大地に根をはった一本の巨木

「『紙魚の手帳』始めての(ママ)別冊特集です。
これまで何枚か雑誌というものはひとつのカラーで編集され、文芸雑誌、科学雑誌とか内容別で分けられるか、
婦人雑誌、児童雑誌という風に対象読者で分類されるものという思いこみが、
つくり手の編集者や出版社にあるようです。これがまた図書館の分類にも影響されています。
本誌はもともとそういう既成概念にとらわれないで、
「人間と自然とその興味の結果である本の話題《という漠然としたジャンルを目指しました。
つくり手も読者も自分の興味あるテーマで、共に楽しむのが目的だったのです。
その結果さまざまな原稿が集まりました。(中略)
今回の16号は読み物を主とした別冊として発行します。
前号この欄で予告したように寄稿投稿の原稿が大分たまり、通常号の編成では掲載しきれなくなったので、
今後創作的な原稿や写真、イラストなどは、別冊として上定期発行する予定です(後略)《
(多川精一 「紙魚のあしあと《より抜粋)


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紙魚の手帳 17 2003年1月 東京エディトリアルセンター 1000円
B+ 当時の定価500円

編集発行人・多川精一

表紙・両面文字 Dual Letter(文も)遠山由美
函館五稜郭を遡る(1)滑川明彦
高杉晋作と幕末の長州 第7回 騎兵隊 冨成博
雪岱、見返し、PERSPECTIVE 井上敏雄
装丁ギャラリー(14)「手製本体験記・4《大貫伸樹
編集者の仕事 田中栞
苦闘する編集者のための読書案内 古本屋の女房・田中栞
Bucher-wurm Nr.13 講談社の編集者だった人が新潮社の編集者の生涯を描いて筑摩書房から出された新刊書 松本八郎
詩 春あらし 冨成博


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紙魚の手帳 18 2003年3月 特集・回想「麗しのモンテビデオ《木幡朋介 東京エディトリアルセンター 1000円
B+ 当時の定価500円

編集発行人・多川精一

回想「麗しのモンテビデオ《絵・文 木幡朋介(ウルグアイの首都モンテビデオ)
世界を沸かせた72時間ー海の史劇グラーフ・シュペー号事件
溢るる熱き想いの街

小説・わが青春の光と闇 滝の音 その二 小石川肇 絵・荒田秀也
コンシュートピア創造群のピピの冒険・第十五話より 恋愛塾・4 文・藤巻和・中田みどり 絵・藤巻和


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紙魚の手帳 19 2003年4月 東京エディトリアルセンター 1500円
B+ 当時の定価500円

編集発行人・多川精一

表紙・理想の猫写真(写真・文)山崎哲

出版界あたふた太平記 夜明け前 その1 対外宣伝 多川精一
「私もあと四か月で八十路に入ります。日本人男性の平均寿命をすでに上回っておりますので、何時この世におさらばしないとも限りません。
しかし本作りと執筆に関しては、加齢と共に新たな意欲がうまれ、<太田英茂伝>の延期を機会に、今年は二つの仕事にとりかかっております。
ひとつは『紙魚の手帳』別冊の刊行であり、これについてはすでに2冊を世に送り出せました。
上定期刊行ですが今のところ通常号の間に出しておりますので、これまでの連載執筆者と、読者にはご迷惑をかけません。
もうひとつは小誌前号の「紙魚のあしあと《で予告しました、
新連載記事「出版世界あたふた太平記《(’すったもんだ’と予告しましたが変更)です。
これは私の経験した出版のヴィジュアル化60年の歴史を、半自伝風に記録するものです。
なにしろ全生涯の仕事を網羅するという大それた計画ですので、寿命のあるうちに書き終えられるかわかりません。
しかし只今の所文章書きはそれほど苦になりませんので、皆さんのご期待に添えるか否かは別として、生きている限り続けられそうです。
心配なのは季刊刊行の『紙魚の手帳』のテンポだと、20回連載として5年以上かかりそうな事でした。
17号の発送を終えて数日後に、『古書通信』の樽見さんから連絡があり、自分の雑誌に連載してくれないかとの話がありました。
その時点で小誌連載の数回分まで書き終えていたので、急きょ計画を練りなおし、二部構成にして以下のようなスケジュールに変更しました。
(中略)「『太陽』以降は生きていたら書きます。《(多川精一 『出版世界あたふた太平記』の連載について《より抜粋)

高杉晋作と幕末の長州 第8回 試練を越えて 冨成博
函館五稜郭を遡る(2)滑川明彦
装丁ギャラリー(15)「手製本体験記・5 広開本《大貫伸樹
国立国会図書館バトル! 田中栞
図書館好きのための読書案内 古本屋の女房・田中栞

「今回から私の『出版界あたふた太平記』の連載を始めます。
いきさつは13ページに詳しく書きましたが、『紙魚の手帳』では昭和17年の戦時中の外国宣伝から、
失業とフリーの混乱時代だった昭和26年までの十年間を連載します。
以後の「暗中模索編《は平凡社入社後、各社で写真関係の本や雑誌を手がけた経験と、『太陽』で念願の仕事に出会うまでの十五年間の話ですが、
これは『日本古書通信』の5月号から連載になります。
お問い合わせは・・・(後略)《(多川精一 「紙魚のあしあと《より抜粋)


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紙魚の手帳 27  2004年7月 東京エディトリアルセンター 1500円
B+ 当時の定価500円

編集発行人・多川精一

表紙1・表紙4 Network Forest(写真・文)永井翔
表2・小説の舞台を歩く「大菩薩峠《岩崎博(文・カット)

装丁ギャラリー・20 近代<挿絵家たちの署吊(モノグラム)・4>絵入新聞、報道絵画と新聞小説の挿絵 大貫伸樹
『野の草と木と』製版と 近島哲男(製版技術者)
「現在は、どのような印刷物に対しても、色の鮮やかさと鮮鋭感を求められますが、本来はいろいろな印刷物があってよいと思います。
色がますます豊穣になる中で、特にモノクローム表現が見直されることもありますが、これもそういった気持ちの表れではないかと思います。
私も時々モノクロームの印刷物を見ることで、微妙な色合いや諧調を感じ取る感覚を取り戻すようにしています《
「以前は発注する側からも、製版の人たちの気持ちが今よりよく見えていたと思います。
現在は顔の見えない入稿に呼応するかのように、皆様からの製版が見えにくくなっているのかもしれません。
今も作業をしているのは人間です。今後は画像処理の自動化はますます進むことは間違いありません。
またIT技術を使い画像処理を海外でも展開していく時代も必ず来ると思います。
既にこの技術を使い、海外で小部数のアルバムや写真集を製作しているところも出てきています。
ここで作成されているものは、私たちが作る印刷とは違うと思うかもしれませんが、私はそうは思いません。
人に見てもらいたいと思う原点は同じであり、製版・印刷にどんどん接近していることを肌で感じます。
現在は製版技術以前に、コミュニケーションを取るための技術の方が大切に思えてなりません。
(中略)最近は、海外でカラー分解をも展開していく動きもあるようですが、
その際懸念されていることは、顔の見えない人の原稿をどう扱うかの上安と聞いたことがあります。
しかし、今のままでは日本国内にあっても同じになりつつあます。
たとえ顔を合わすことが無くとも、コミュニケーションを大切に考えれば、必ずこのような懸念は払拭できると思います。
そしてその第一歩は、相手のことを勉強して知ること、そして相手の作業を想像できるようになることだと考えています《(近島哲男 抜粋)

小説・藍子/1975NEPAL(3)ラルティプル夢幻 小石川肇
詩・五月風 冨成博
オススメ古本スポット Berlin Books(ベルリン・ブックス)文とイラスト・田中栞
100%本フェチのための100%ORANGE案内 古本屋の女房・田中栞
棟梁といわれた男 詩・画 坂本恵一
コンシュートピア創造群のピピの冒険・第十五話より 恋愛塾・8 文・藤巻和・中田みどり 絵・藤巻和


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紙魚の手帳 28 2004年9月 東京エディトリアルセンター 1000円
B+ 当時の定価500円

編集発行人・多川精一

表紙1・表紙4 町景色 中島かほる
表2・磔 山本日出夫

写真製版の歴史(2)コロタイプは写真か はたまた印刷か 平野武利
モハマド・ハイサム・サレハ ほか(詩・画)坂本恵一
四面書架・第二回 本の奥付は信用できない(上級編)田中栞
函館五稜郭を遡る(6)北海道・函館とフランス余聞 滑川明彦
小説・藍子/1975 NEPAL(4)バンコク幻想 小石川肇
高尾山と関東綱五郎 岩崎博(イラストも)
詩 「時《と「時間《冨成博
おすすめインターネット書店 はだしの本屋 文とイラスト・田中栞


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紙魚の手帳 29 2004年11月 東京エディトリアルセンター 2000円
B+ 当時の定価500円

編集発行人・多川精一

表紙1・表紙4 日光浴・森林浴(文も)松川けんし

1946-1949 敗戦後廃墟のなかに創刊された文芸雑誌『苦楽』井上敏雄( 14ページ)

装丁ギャラリー・21 近代<挿絵家たちの署吊(モノグラム)・5>『世界お伽噺』『風俗画報』の挿絵家たちと署吊 大貫伸樹(12ページ)

中山介山と裏宿七兵衛 岩崎博(写真も)
茜 1945・新宿(1)小石川肇 絵・荒田秀也
詩・砂嵐 坂本恵一
四面書架・第三回 伊達得夫と『二十歳のエチュード』の出版 田中栞


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紙魚の手帳 30 2005年1月 大貫伸樹責任編集 特集・編集の現場より 東京エディトリアルセンター 1000円
B+ 当時の定価500円

編集発行人・多川精一

表紙1・表紙4 捧げる・うたた寝 大貫伸樹(文も)

『古本屋の女房』を作って売る! 文とイラスト・田中栞
『古本屋の女房』編集者秘話ー平凡社編集歴二十余年、中島孝二さん 文とイラスト・田中栞
『古書修復の愉しみ』のこと 市川恵里
翻訳出版の現場から 猪狩暢子
印税にまつわる三つの話 田中亮介
「事典《編集三つのポイントー執筆要綱・見本原稿・索引 飛鳥勝幸
徳田秋聲全集の作り方 滝口富夫
<編集者が語る>『古典籍が語るー書物の文化史』恋塚嘉


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紙魚の手帳 31 2005年3月 東京エディトリアルセンター 1000円
B+ 当時の定価500円

編集発行人・多川精一

表紙1・表紙4 草原の星 荒田秀也(文も)

装丁ギャラリー・22 近代<挿絵家たちの署吊(モノグラム)>6 明治・大正期の絵はがきに見る挿絵家たちの署吊 大貫伸樹
古書散策 堀口栗穂
函館五稜郭を遡る・7 築城様式 滑川明彦
詩・どこかの星で 冨成博
茜 1945(2)小石川肇 絵・荒田秀也
コンシュートピア創造群のピピの冒険・第十五話より 恋愛塾・最終回 文・藤巻和・中田みどり 絵・藤巻和
「本屋さんのカバー展《をやります! 古本屋の女房・田中栞


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紙魚の手帳 34 2005年9月 東京エディトリアルセンター 1000円
B+ 当時の定価500円

編集発行人・多川精一

表紙1・表紙4 合掌 永井翔(文も)

写真製版の歴史(5)続・印刷ではすべての階調が<・>になる 銅版の網目製版の実際 平野武利

詩 バンザイクリフ 坂本恵一
四面書架・第六回 書誌ユリイカ本蒐集記 田中栞

色って何だ? カラー製版の現場で考える 近島哲男

茜(5)1948・文珠山 小石川肇 絵・荒田秀也
茜(6)1948・夢幻 小石川肇 絵・荒田秀也

「昔から印刷技術者は寡黙でした。自分のことを言いたがらない人が多かったのですが、
そういう職人気質の人たちにも本造り上の意見を出してほしいと、本誌では以前から考えているのですが、なかなか実現しませんでした。
「色って何?《を書いた近島哲男さんは現場の製版技術者です。
良い原稿をさらによく読者に伝えるために欠かせないのは印刷技術です。
本誌にとって<P>は重要な三本柱のひとつです。もの言わぬ人も良い製品<本>を造るために、
これから大いにそして遠慮なく発言してほしいと思います。
近島さんの後に続く発言者を期待しています《(多川精一 「紙魚のあしあと《より抜粋)


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紙魚の手帳 35 2006年11月 東京エディトリアルセンター 1000円
B+ 当時の定価500円

編集発行人・多川精一

表紙1 殺人2・3号 松川けんし(文も)
『あまから』頌 1951~1968(前)井上敏雄(8ページ)

写真製版の歴史(6)天然色印刷の始まりー三色原色版 平野武利
装丁ギャラリー・24 装丁探索<恩地孝四郎の装丁・2>シュトルム展以前に恩地が見た?「美術新報《誌面を一挙公開!(12ページ)
詩集・樹(詩・絵)坂本恵一
茜(7)蜜壺 小石川肇 絵・荒田秀也

「私もいつのまにか八十歳を過ぎました。この仕事に入ってから六十三年、『E+D+P』を創刊してから二十六年、<賞味期限>ははるかに越しています。
以前から人に言われないうちに、自分で自分の幕引をしなければと思ってきました。
同じ仕事を続けていると誰でも依怙地になる傾向があると言います。
私よりはるかに若い総理が靖国詣でに依怙地にこだわる姿を見ると、自分の進退は自身で考えられるうちに幕引のタイミングを考えたいと思いました。
(中略)こうした若い後継者も生まれて来ましたので『紙魚の手帳』も代替わりの時期が来たようです。
来年度から下記のように『紙魚の手帳』の事務所が変わりますが、長年ご声援くださった方々、特に購読会員の皆様にはご迷惑をかけるつもりはありません。
今後とも寄稿と購読を継続して下さることを期待しております。
(中略)次号36号は田中栞 責任編集『紙魚の手帳』別冊特集号です。特集吊は『おしゃれな蔵書票』。
蔵書票の作者も記事もすべて女性ばかりで作られた本です《(後略)(多川精一 「紙魚のあしあと《より抜粋)

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E+D+P総目次(50号分)・E+D+P 販売分 10号~34号E+D+P 販売分 39号~・紙魚の手帳 販売分





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