古本 海ねこ トップページへ戻る

美しい装丁の古書

装丁、活字、奥付に押された検印…最近の印刷物には出せない美しさです。
年数をかいくぐりぬけているため、経年相応のイタミがあります。
ご了承のうえご注文いただきますよう、お願いいたします。

●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●

品切れ 慵齋雑記 佐藤春夫 千歳書房 昭和18年 同年の再版
1300円
Bー カバ少イタミ 小口ヤケ・シミ

装丁・木村荘八
日本語の美しさの根底 日本文学の伝統を思ふ 日本文学の国際性
季節・秋の季節 秋花七種
年少子女のために古典を説く
明治文学史手引草 一葉女史とその遺稿に就て
荷風先生の文学 芥川龍之介の事ども 与謝野晶子女史追慕
鏡花先生を追慕す ほか

ハードカバー 307ページ サイズ 天地 21.8センチ×左右 16センチ


●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●

少将滋幹(しげもと)の母 乳野(ちの)物語 谷崎潤一郎 毎日新聞社 昭和26年・初
1300円
C+ カバイタミ 小口ヤケ・シミ 小口一部欠(虫くい?) 本文角少オレ

装丁口絵・小倉遊亀
此の物語はあの名高い色好みの平中(へいぢゅう)のことから始まる。
源氏物語末摘花の巻の終りの方に、「いといとほしと思して、寄りて御硯の瓶の水に…」とある。
これは源氏がわざと自分の鼻のあたまへ紅を塗つて、いくら拭いても取れないふりをして見せるので、
当時十一歳の紫の上が気を揉んで、紙を塗らして手づから源氏の鼻のあたまを拭いてやらうとする時に…

ハードカバー 246ページ サイズ 天地 18.6センチ×左右 13.2センチ


●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●

品切れ 白秋研究 木俣修 文化書院 昭和21年
1200円
B− カバイタミ 小口ヤケ・シミ

「桐の花」 白秋と龍之介 「雲母集」
「雀の卵」小田原時代の作品 「白秋詩歌集」
「多磨」の出発 「多磨」に於ける白秋の作品 年譜 ほか

ハードカバー 364ページ サイズ 天地 21.2センチ×左右 15.7センチ


●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●

品切れ 大阪文化史研究 魚澄惣五郎・編 星野書店 昭和18年・初
1000円
C+ カバイタミ 小口ヤケ・シミ

口絵写真12ページほど
カバーが、今でいうリバーシブルになっているタイプ。
本書は大阪文化の発達に関する史的研究の成果を纏めて一巻としたもので、
いづれも大阪における私達同学の者がその好むところによって論述したものである。(序 より)

ハードカバー 401ページ サイズ 天地 18.7センチ×左右 13.7センチ


●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●

日本の紙 壽岳文章 大八洲出版 昭和19年 昭和21年の再版
2200円
B 経年を考えると良好 カバにパラフィン 小口ヤケ・シミ

口絵6ページ 芹澤けい介
和紙のことを書きしるした1冊。
日本の紙にまつはる凡てのことがらを、手みぢかに、誰にもわかるやうに書いてみよう、との願ひは、
とうから私にあつた。この願へは、私だけのものでは無いと見えて… (はしがき より)

いくさは書物のいちばんひどい敵だ、と言はれてゐるが、そのことをこのたびのいくさは
ほねみにこたへさせた。…「日本の紙」も版を組みかへることになつた。
…紙の見本をそへることはできなくなった。心のこりであるが、いたしかたがない。
写真も原板を焼いたので、その代りに、芹澤けい(金へんに圭)介兄がずつと前に
作った型紙紙漉屏風ー武州小川を描いたものーの絵づらを写真にとり、
口絵とする。風情はかへつて加はつたことと思ふ。(あとがき より)

71ページ サイズ 天地 21.5センチ×左右 15.8センチ


●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●

平日抄 壽岳文章 靖文社 昭和22年
1600円
B 経年を考えると良好 カバにパラフィン 小口ヤケ・シミ

装丁・こまゑ 芹澤けい介
カバーはシンプルな茶の地に、白抜きのタイトル。
紙質があまりよくなく、裏打ちで保護されています。

和紙ならびに工芸一般、学芸、生活などの問題に関する随筆のうち、
前著「紙障子」に洩れたもの、およびその後、あちこちの新聞や
雑誌から求められて書いたものを整理し、謂はば「紙障子」の続編を
いま世に送る。(はしがき より)

ウォーナー博士と和紙 和紙の工芸性 茶と紙 愛蔵の紙
わが国の紙漉地方 奥三河の旅
和紙と建築 あかり障子 愛陶の心 美に就いて語る
装丁問答 印刷字体の美しさ 自装本回顧
近代西洋の装画 外国の蔵書票 心と形と

246ページ サイズ 天地 18センチ×左右 13センチ


●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●

雑誌 書物春秋 5号 夏期七八月号 書物春秋会 昭和6年 非売品
1500円
B 経年を考えると良好 ヤケ

口絵 古版・宋版
疑問の署名 長谷川誠也 私の書物の読み方 中山太郎
書物業談 山下重民 日本の伝存せる漢籍 中野江漢
丸ビル古書展世評の一つ
古書店10店による古書500点ほどの販売目録12ページ(洋書を含む)

サイズ 天地 22.2センチ×左右 15.3センチ


●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●

日本趣味 第一期第二集 風流号 健文社 昭和10年
1500円
Bー 経年を考えると良好 背少ヤブレ ヤケ

「日本趣味」を根幹としてなるべく多方面な内容を盛り込んだ雑誌。年4回発行。
春城随筆 日本文化と風流 支那の風流味
大味と小味(津田青楓)趣味と室内美の話
芸窓閑話 風流を叩いてみる 風流といふこと

160ページ強 サイズ 天地 23センチ×左右 16センチ


●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●

日本趣味 第一期第三集 清風号 健文社 昭和10年
1500円
Bー 経年を考えると良好  背少ヤブレ ヤケ

伊賀焼の持味 座談会(幸田露伴 市島春城 両翁を中心とする)
金沢文庫の膳 夏の旅 個人の趣味 墨の話
高山清風 釣を好む心理 神田鍛冶町鍋町考
清涼と熱暑の文学 清風覚え帖 挿花芸術と花器

152ページ サイズ 天地 23センチ×左右 16センチ


●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●

品切れ 日本趣味 第一期第四集 味覚号 健文社 昭和10年
1500円
Bー 経年を考えると良好 背少ヤブレ ヤケ

味覚の秋 味覚の美と芸術の美(北大路山魯人)京阪食味の今昔
支那の味覚趣味 水戸徳川家に関する茶事 諸家の味覚を聴く
瀬戸内海地方春秋 満州料理の味覚 異彩を放つ長崎料理
素人味覚備忘録 食味雑考 田舎風味
全国美味談義 全国うまい物番附 室内・環境・味覚
硯の話 珈琲漫言 趣味の生活化
161ページ サイズ 天地 23センチ×左右 16センチ




古本 海ねこ トップページへ戻る