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戦前の欧州紀行本

旅にいく。過去にいく。昔の紀行本に旅してみませんか。
装丁、活字、奥付に押された検印…最近の印刷物には出せない美しさです。
年数をかいくぐりぬけているため、経年相応のイタミがあります。
ご了承のうえご注文いただきますよう、お願いいたします。

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品切れ 英国風物談 ウイリヤム・イー・ラキソン・スヰート 飯島東太郎 共著
大日本図書株式会社 大正7年・再
2200円
C 製本イタミ ヤケ 蔵書印 記名 見返し書き込み

第一章 家族 第二章 教育 第三章 職業の選択 第四章 結婚及び定住
第五章 年中の節日 第六章 夏季休暇 第七章 衣食住に関する事ども
第八章 身体及び其の疾病 第九章 死亡及び葬儀 第十章 旅行
第十一章 村落の組織及び村落生活の瞥見 第十二章 市政

挿画目次 オクスフォード大学に於ける学位授与式 庭園内にて喫茶中の家族 洗礼式(命名式)
イートン学校の食堂 イートン学校の礼拝堂 ハーロー学校の校長住宅
公立小学校に於ける午後の集会 結婚式 日曜日の朝の礼拝 クリスマストリー
海辺にて 食堂 三等食堂車の内部 英国の村落 倫敦市長の儀式馬車

クロス装 ハードカバー 232ページ サイズ 天地 19.2センチ×左右 13センチ


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品切れ 欧州印象記 野村兼太郎 日本評論社 昭和2年
2000円
C+ 小口ヤケ・シミ

「この小冊子に収録した書簡は私が欧州に滞在中与へられたいろいろな印象を
その時々に故国の友に通知したものである。…装幀の一部は西脇マジョリィ夫人の手になるものである」
(はしがき より)

一九二二年〜一九二五年
付録 鐘の音 旅に病む 古本あさり 選挙の夜 エトランジェ 古都物語

ハードカバー 249ページ 天地 18.9センチ×左右 13.5センチ


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品切れ 巴里を語る 柳澤 健 中央公論社 昭和4年
3500円
C+ 小口ヤケ・シミ 見返しシミ パラフィン

「滞欧五年間その暇々に書いた文章の大部分をもつて本書を編むだ。
五箇年に亙る量としては多きを以て誇るわけには勿論行かない。
…想ふに、巴里に於ける三箇年、ストックホルムに於ける二箇年、それに加へて
折々になした各国各地の旅行は、自分の一生のうへに何と言つても
大きな印刻を残すものであつたとは、間違ひなく言へる」(前詞 より)

巴里を去りて巴里を語る
仏蘭西藝文雑景 マダム・ピエラと語る 名優ギトリイの死 美食家ブリア・サヴァランの百年祭
新劇壇の巨星ジャック・コポー 流行児ピランデロ 日本から帰つた三人
仏蘭西文壇に於ける「日本」といふもの ドビュッシィの音楽の中に泛べる「日本」
仏蘭西の音楽時代 今日の仏蘭西文壇
愛怨遺事三篇 シャトーブリアンが最後の恋
「浪に揉まるる巖のごとく」−ピエル・ロチと女王カルメン・シルヴァー
「ポンペイ最後の日」−リットン卿とその妻ロジーナー

397ページ サイズ 天地 18.7センチ×左右 12.7センチ


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品切れ 欧州旅行案内  瀧本二郎 欧米旅行案内社 昭和5年
6500円
C+ 小口ヤケ・シミ 綴じ込み地図に破れ 僅かに線引き、書き込みあり

外国旅券 乗船手続 仏国入出国税及マルセーユ市税 手荷物積卸手続
海陸無線電信 旅装並に携帯品 乗船並船中生活 船中娯楽
シベリア経由欧米者への特別注意 欧州観察旅程表 滞欧費の標準概算
シベリア事情 シベリア鉄道沿線都市概況
露国 モスクワ 独乙 ベルリン ライプチヒ 瑞西 ベルン ジュネーブ
伊太利 ミラン ヴェニス ゼノア ピサ フローレンス ローマ ナポリ
ボンペイ 仏蘭西 パリー ボルドヲ マルセーニ ニース モナコ モンテカロ
英国 ロンドン ロンドン近郊 帰航 寄港地見物案内

「本書は私が、仏蘭西人たりし妻マリテレス・ド・ブレストと共に
前後三回の欧米旅行よりも得た体験を基とし、其の都度蒐集した百余の
資料及び前記三種類十冊の案内書も参考して、日本人旅行者に必要と
思はれた事項を廣く且つ詳しく書いた我国唯一の純旅行案内書である」

巻末の広告は、旅のファッション、カバン、欧米旅行案内社の出版物など。こちらも大変興味深いです。

クロス装 ハードカバー 417ページ サイズ 天地 19.2センチ×左右 13.8センチ


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巴里滞在記 小宮豊隆 岩波書店 昭和9年・初
2000円
C+ 函コワレ

千九百二十三年十月に、露西亜のスタニラフスキ率ゐる「モスコウ藝術座」の一団が、巴里で客演した。
「モスコウ藝術座」の演劇が、オーソドックスの立場から言つて、欧羅巴に於いて
その比を見ないほどの、藝術的な高みに立つものである事は、恐らくその道の人で、誰も知らない者はないであらう。
常時露西亜に這入る事の到底不可能である事を知つた私は、急遽伯林から巴里に赴いて、
それを貪り見た。−−「巴里滞在記」は、その事の日記である。(序 より)

ハードカバー 254ページ サイズ 天地 19.3センチ×左右 13.7センチ


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品切れ パリの生活 高橋廣江 第一書房 昭和14年
2200円
B ヤケ・シミ

「私が旅行中にしたことは、結局自分を変った環境に置いてそれを観察したことであつたけれども、
しかしルポルタージュの意味もあるこの記録が、材料の過多に悩んで、
私として充分消化しきれなかつた内容を持つてゐることは、言ふまでもないと思ふ。
私はこの記事に書かれた内容を、恐らく一生反芻するであらう。
そしてその点に私のこの書に対するたのしさがある」(自序 より)

マルセイユ パリ着 失業者の歌 旅愁 日本大使館 コンコルドの廣場
チュイルリイの庭 「ボオヴァリ夫人」を観る プチ・カジノ
ノオトル・ダアム寺院 カジノ・ドゥ・パリ 孤独について 「ヴォルポオネ」を観る
微熱の日に 転居 詩に関する講演会 パリの仲間 ある日曜日に クラマアルの森
誕生日の記 フウシェ教授 映画「大いなる幻」 ポオル・ヴァレリイの講演 おけさ節
淡い愛欲 オスワルトの歌 カテリネット パリのシネアック モンパルナッスの墓地
「美」について モンマルトル街にて パリの智識階級の婦人 クリスマスの日に
モンマルトルの夜店 正月の日に 新年宴会 散歩その他

290ページ サイズ 天地 19センチ×左右 13.2センチ


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フランス印象記 桑原武夫 弘文堂書店 昭和16年
1800円
B ヤケ・シミ

文学的フランス アラン訪問記 フウレ先生 モンテーニュの城 スタンダール遺跡めぐり
巴里の本屋など 巴里の公園 早春日記 ブルターニュ紀行 ファーブル美術館
ニームの闘牛 フランスの室内遊戯 巴里大学開講式 コンパニョナージュ 政治遊戯
美術品の防衛 巴里陥落をききて フランス文化についての反省 キイツの墓
独逸紀行 アメリカ上陸 黒人街

写真目次 ストラスブウル モンテーニュの塔 ブッチー文庫 ヴァンヌの市役所
ボン・ラヴェ パルドン 闘牛 グラン・シェドウヴル ブルターニュの洗濯場

ハードカバー 283ページ サイズ 天地 18.4センチ×左右 13.2センチ


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ふらんす手帖 河盛好蔵 生活社 昭和18年
1500円
C+ ヤケ・シミ パラフィン 三文印

装丁・佐野繁次郎
ペギーの教訓 ノルマリヤン 二羽の鳩 ルソオの「懺悔録」
世界語であった仏蘭西語 音楽的追憶 ペディエ教授の憶ひ出
リルケと語る デカルトの死 僕のモーパッサン 小説の秘密
映画と小説 ほか

ハードカバー 340ページ サイズ 天地 18.6センチ×左右 13.2センチ


 

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巴里の藝術家 シズリ・ハドルストン 益田道三・訳 昭森社 昭和18年・初
1800円
C+ ヤケ・シミ パラフィン

装丁・吉原治良
モオリス・バレス及びタロオ兄弟ー文士と政治ー
シャーウッド・アンダースンとエズラ・バウンド
空中の仕事部屋ーベロック、シンクレア・リュイス、フォードー
アナトオル・フランスとその周囲の人々
レオン・ドオデエとロマン・ロオラン
モオラン、デュアメル、モオロア 「書物の友」の家
ジェームス・ジョイス ポォル・フォオルとジャン・コクトオ
マルセル・プルウストに就て アンドレ・ジイドに就て
ボォル・ヴァレリとジュウル・ロマン
アカデミイ・フランセエズとアカデミイ・ゴンクウル

374ページ サイズ 天地 18.5センチ×左右 12.8センチ




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