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2003年4月の日記

よくわからないまま、始めてみました

新緑のころ、いかがお過ごしでしょうか。

このたび、こんなものなど始めてみました。
手持ちの本があまりにもいっぱいすぎて、置く場所がない。
それだったら、必要としている誰かにお分けしたほうがいいんじゃないかと。
埃をかぶったまま放置しておくより、本も喜ぶだろうし。
何よりもうちの本棚周辺がスッキリして、
そしたら、欲しい本をまた買うこともできるし(かくして本は増えていく一方)。

私、本業はフリーライターで、編集もやります。
小学校のころから壁新聞を作ったり、新聞委員会で新聞を作ったり、
活字とか本・雑誌が大好き。作るのも読むのも探すのも買うのも。
そんな私にとって、家で自由な時間にできるオンライン古本屋は格好の副業。
実は、結構、趣味をかねてるんですよね。
好きなジャンルの本がそろった書店(新本・古本)で
本を物色するって、私の幸福タイム。
それをパソコンの画面上にこしらえるって、元手もそうかからないし、
なんか楽しそうだなーって。

そうは思ったものの、何もかもよくわからないままです。
前から関心があったので、本やオンラインで調べたり。
本はオンライン書店(新本・古本とも)で買う機会も多いですし。
最近、好きになったミュージシャンの記事を探すため、
町の古本屋やオンライン古本屋を徘徊することも多いです。
(目当ての本や雑誌をゲットできると、古本屋さん、ありがとう! と心底、思う。
で、恩返しじゃないけど、私もだれかのために本や雑誌を用意できたらなって)
そんなとき、あちこち、なにげに観察してみたり。

まずは、このようにhtmlのタグを使ってHPなど作ってみようと。
しかし、まったくのビギナー。何もかもチンプンカンプン…。
苦戦してるうちに、またたく間に時間がたって、あなおそろしやです。
よくわかってない人間が一体どこまでできるのか?
さーて?
2003年4月23日 記


心せねば…と、ちょっぴり決意

本棚を多少なりとも整理したくて(新しい本の置き場を作らなくちゃと)。
3月末から、アマゾンのマーケットプレイスに
手持ちの本を少しずつ出品してきました。
今日、17冊めが売れたところです。
本当にわずかな金額にしかならないけど、
買ってくれた方に評価をいただけ、喜んでいただけて何より。

が、16件めにしてトラブル発生。
大型写真集を発送したところ、裏表紙のカバーが破れていたと
返品・返金希望のメールをいただきました。
どうも郵送途中で傷ついてしまったよう。こんなことがあるなんて…!
先方もショックだったと思いますが、私もショック。
相手の方に大変、申し訳なかったです。当然、私の収入ゼロ。
それどころか大型本のため送料も高く、
発送時の冊子小包450円、先方からの着払いのゆうパック840円、全部、私の負担で大赤字。
本は傷ついてしまうし、だーれも喜べない。
これじゃ何のためかわかんない。

自分が受け取る立場だったら過剰包装は嫌いなんですが、
過剰なほど厳重に包装しないとダメかも…と認識。
さっそくネット上で段ボールメーカーを探して、
メール便用の段ボール3サイズそろえました。
1枚60円ー80円、10枚単位でした。送料別。
冊子小包用は1枚百円ぐらいと割高なので、
自分で頑張って穴をあけようと思ってます。

2003年4月24日 記


古物商 許可申請。まずは手始めに警察へGO!

ささやかな規模のつもりなので、
わざわざ古物商の許可をとるほどでもないかなって。結構、迷いました。
しかし、許可をとっておいたほうがHPをごらんになる方から
の信用度があがるのでは? と家人の意見。
まあ、やる気を見せるためにも(やる気を自覚するためにも)頑張ってみるか!

で、いったい何をどうしたらいいのか、
ちっともわからないのので、事前に下調べ。
芳賀健治さんの「インターネットで古本屋さんやろうよ!」(大和書房)が
実践的に書かれていて、とても参考になりました。
そして、警視庁のHPで古物商許可申請手続きの項目をチェック。

まずは申請書をもらっておこうと、警察署に行ってきました。
私が住んでいる東京都三鷹市の場合、
生活安全課防犯係で受け付けてもらえます。
なぜ「防犯係」かというと、盗難品が横行するのを防ぐため。

「古物商許可申請の用紙をいただきたくてまいりました」と
ちょっと緊張ぎみに言うと、係の人が対応してくれました。
手順について書いたB4の紙を渡されて、
必要な書類など、簡単に説明してくれました。

個人営業許可申請の場合、必要なのは以下のとおり。
1 古物商許可申請書(申請用紙は警察署にあります。申請時に作成)2通。
2 誓約書(用紙は警察署にあります。個人・管理者 2通 本人自筆)
3 経歴書(用紙は警察署にあります。申請前5年間の経歴を詳しく本人自筆)
4 住民票(本籍地の記載された、家族全員記載あるもの)1通
5 身分証明書(本籍地の市区町村長が発行)1通
6 成年後見人等登録されていない旨の登記事項証明書 1通
7 営業所が賃貸の場合は賃貸契約書の写し 1通

で、確認したところ、印鑑も必要とのこと。
もしも屋号の印鑑だったら屋号を決定して、印鑑を用意しないと、と思い、
質問しました。「屋号の印鑑でしょうか。それとも個人名の印鑑ですか?」と。
すると、別の人に確かめにいってから
「法人許可申請の場合は、屋号の印鑑。
個人でやるなら、個人名の印鑑ですね」との返答。

「何をやるんですか」と聞かれて
「古本屋です」と答えると、「あ、そうですか」と、むしろちょっと意外そう。
近頃はやりのオンライン古書店、
受け付ける人も「またか」とばかり、もう慣れっこなのかなと思いましたが、
そんなこともなく。

ちょっと驚いたのは、1〜3の用紙こそ本当は下書きしたい。
だって、経歴とか、その場で書くの大変じゃないですか。
でも、担当の方いわく「間違えると無効になってしまうので、
その場で書いてもらいたいんですよ」と。ぜんぜん渡してもらえず。

私は、賃貸の営業所は使わないので、
4〜6の書類をそろえて、今度、警察署に行ったとき
1〜3をその場で書き込み、申請手数料1万9千円を払うことになります。
警察署の受付時間は、お金の支払いがある関係上、17時まで。
土日祝日は受け付けてません。

「いつごろ始めたいんですか?
わからないことがあったら、電話でもいいですからね。
そのために、何度も来てもらうのも大変でしょうから。
内線番号に電話して聞いてくださいね」と親切でした。

その足で、市役所に行き、4と5をゲット。
6の申請先は、千代田区九段南の東京法務局 民事行政部後見登録課。
しかし、最寄りの法務局・地方法務局およびその支局で
申請書用紙を入手して、郵送で取り寄せることも可能。
明日にでも、近くの法務局を探して出向くつもりです。

許可が出たら、警察から連絡をもらえて、
古物商組合で標識と古物台帳を購入。印鑑持参の上、
警察署に出向くことになるそうです。

「古物台帳のつけかたもまた説明しますので」
と担当の方。まだまだ先は長い…。
やはり、許可申請を受けるのは、そうラクなことじゃありませんでした。


2003年4月24日 夜 記


いやはや、思ったよりずっと大変なことも!

大変だーと、悲鳴をあげたい気分ですよ。

何がかっていうと、本の目録づくり。
書名、著者名、出版社名・出版年、本の状態、値段、本の内容など。
どこぞのサイトのリストの必要部分をコピペするとか、
もっといいやりかたがあるのかもしれないなー。
けど、最終的には、自分で書く部分も必要だろうし。

きのう20冊ぐらい打ち込んだら、もう目がしょぼしょぼ。
ようやくドライアイが治りかかりだったのに、またやばいか?
毎日こつこつ、20冊ずつをめどに入れていくつもりです。
すぐに許可がおりなくても、目録づくりだけでも時間かかりそう。
やはり道はけわしい…。
2003年4月25日 記


ふだん縁のない法務局へ行ってきました

きのうは、まず詩集の目録を打ち込み。
1冊1冊、打ち込みながら、ついつい見入ってしまって、なかなかはかどりません。
そのぐらい楽しみながら、おもしろがって打ち込んでいくかなと。

そして、法務局の府中支局へ。
古物商許可申請を受けるにあたって必要な
「成年後見人等登録されていないことの証明書」申請のため。
都民の場合、東京法務局(九段下)の窓口へ行ってもいいし、
あるいは、最寄りの法務局、支局などで申請書の用紙をもらって、
東京法務局へ郵送で申請を依頼することもできます。

しかし、法務局って、ふだん縁がないミステリー・ゾーン(?)ですよね。
一体、何をするところなのか、よくわかんない(私だけ?)。
足を踏み入れたのは、生涯このかた2度めです。
前のときは、建売住宅を買う前に、
その土地の登記簿を調べるため、別の支局へ行きました。
やはり、不動産屋さんのようなスーツ姿の人が目立つのは、以前と同じ印象。

建物のどこへ行けばいいのかわからなくて、まずは2階へ。
そこで「登記事項証明書をいただきたいんですが」と頼んで、
渡してもらった用紙を見ると、あれ? なんかちょっと違う感じ。
一抹の不安がよぎり、係のおばさんに「あのー…」と質問したところ、
「あ、これは不動産の登記関係ですからね。
成年後見人の関係でしたら、1階ですよ」と教えてもらって1階へ。
1階で「登記されていないことの証明申請書」の用紙をもらいました。
間違ったらどうしようかと、もう何枚かもらいたかったけど、
「表の面、コピーをとって使ってもいいですから。裏はいいですからね。
書きかたは、記載例の紙がありますんで、これ見ながら書いてください」と。
警察署よりは、おおらかというか、優しい感じ。
申請書に氏名・住所・証明(を希望する)事項などを家で 書き込みました。
そして、買ってきた登記印紙500円分 (収入印紙とは違うもの。最寄りの登記所や郵便局で購入可)
を貼って。あとは、返信用の封筒を同封して、ポストへ投函するだけ。

さて、この日いちばん難航したのは、HPのリンク。
下線をひいた単語をクリックすれば、別のページに飛べるってやつ、 よくありますよね。
指定の仕方がわからなくて、本を見ながら試行錯誤してみたけどダメ。
結局、夜になって、夫に教えてもらって、解決。
いちばんやりやすい方法は、人さまのHPを見ること。
「表示」の「ソース」を見ると、どのようにhtmlタグを使っているか、
実際の見本を参照することができます。
夫に言われました。
「『DOS−V ブルース』(鮎川誠)もう一度、 読んだほうがいいんじゃない?
鮎川さんだって、そうやってたよ(笑)」。

いったんやり方を覚えたら、ダーっと長かったページがスッキリ。
HP作りがぐっと楽しくなってきました。
文字の色をあれやこれや変えてみたり、
構成をああしようこうしようと考えたり。
私が長年やっている編集・ライターの仕事と通じ合うおもしろさ。
あっという間に時間がたって、また目がしょぼしょぼ。
ただの自己満足ってウワサもありますけどね…(笑)。
ま、新しいことを覚えていくってのは、いくつになっても楽しいですよね。
2003年4月26日 記


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