古本 海ねこ トップページへ戻る

2003年5月前半の日記

ようやく1冊、買っていただけた。感謝!

世は、黄金週間。
ゴールデン・ウイークとはよく名づけたもので、
一年中でももっとも過ごしやすい気候ですよね。
でも、家人が休日出勤続き。
私も、家事やら飼い猫4匹の世話やら日常どおりの暮らしです。
なにせ猫4匹。夏に向かって衣替えの季節、換毛期です。
毛が抜けて抜けて、家中にフワフワ舞ってます。
掃除してもしても追いつかない…。

ところで。
目録づくりは、1日20冊のつもりでしたが、
せいぜい1日5−10冊程度しか進んでません。
毎日やらなきゃと思うとノルマになって苦しいので、
まったく手をつけない日さえあるほど。
本で読んでウワサでは知ってましたが、目録づくりはやはり大変です。
1冊ずつパソコンに打ち込んでいって、
ついでに中古メディア商品の売買サイトEasySeekへの出品まですると、
かなり時間がかかります。
あっという間に時間がたっていて、目はショボショボ。

しかも、不慣れなので苦心しながら出品したEasySeek。
ちっとも売れない日々が続きました。ううう……。
4月22日に初出品。それ以来、目録を作ったものを
少しずつ出してきましたが、ぜんぜん売れなくて。
私の出品や値つけのしかたがよくないのか。
売り手としての実績がないので、信用していただけないためか。
代金先払いとしたため、欲しいと思ったら、すぐ商品を 手元に欲しい人は、
まどろっこしくてイヤなのかもと。いろいろ悩みました。
もしかしたら、私の登録したものは、
皆様のPC画面には表示されていないのかとさえ思いましたよ。

3月末からアマゾンの中古本「マーケットプレイス」にも出品。
そちらは幸運にも、人気の本は2日後ぐらいかな、じき1冊めの売り手がつきました。
人気のDVD(ヨーガ)は翌日、即売でしたしね。
思い出したかのように、1冊、また1冊とぽつぽつ。
3月27日から4月29日の約1か月で18冊、売れて(19冊売れ、1冊は返品)、
14人から五つ星評価をいただけました。感謝!
単行本だけならマーケットプレイスのみでいいのです。
手数料がEasySeekは売値の10%に対して、マーケットプレイスは15%、
さらに成約料が1冊につき100円とちょっと高いですが、
カード払いで料金引き落としをやってくれるので、代金回収のトラブルは避けられます。
しかし、雑誌も出品したいし、
無料で検索機能つきマイブースを持つこともできる、
雑誌やコミックを何冊かまとめて売ることが可能……
など、EasySeekならではのよさもあります。
やはり、EasySeekにも出品していきたい。
しかし……売れない……。
値段を下げたり、人気と思われる本を出してみたり。
それでも、売れず……。

もうダメかな、あきらめたほうがいいのかなと思ったら、
昨夜、初めて、中古雑誌に買い手がつきました。
うれしいー! 
売れて、こんなにうれしいのねって素直に喜びましたよ。

やはり、売れる本と売れない本とはっきり二分するのですね。
きのう5月1日、初めて売れたのは、ロッキング・オン・ジャパン
椎名林檎(アラーキー撮影)、トライセラトップス、BJC(ブランキージェットシティ)の号。600円。
買ってくださった方に、さっそく受注メールを出しました。
EasySeekで本を売るのは初めてで、勝手がつかめず、緊張しました。

EasySeekには、探しもののキーワードを登録しておくと、
そのキーワードを含む商品が出品されると、
メールで知らせてもらえる「オートシーク」サービスがあります。
なかなかよくできているのです。
おかげで、私もお気に入りミュージシャン名を登録。
欲しいものが出ないかどうかチェックしてます。

オキニミュージシャンの掲載誌を2冊だぶって持っていたので、
4月30日、1冊出品しました。
すると、翌日、「海ねこ様の入力されたキーワードの商品が登録されました 。」というメールが。
中身を見たら、自分自身が出品した見覚えある雑誌でした。
そうかー、こういうのがいろんな人に届いて、
それを見た人から注文がきたのね、と思いました。

買ってくださった相手は、すでに6百以上、EasySeekで
本やCD、ゲームを売ってらっしゃる個人の女性。
多少、上乗せして、どなたかに転売なさるのでしょうね。
ちょっと安かったのかなとチラリ頭をかすめつつ。
椎名林檎を特集した号は千円で中古書店に出てたの見ましたから。
だけど、それ以上に感謝しつつ、
きれいに梱包して、失礼がないようにお送りしなくちゃと。
料金先払いとさせていただき、振込みをしていただいたら
速やかに商品をお送りするお約束です。
これからは、こまめに郵便局の口座と銀行口座に入金
いただいたかどうか、チェックしないとね。
ちなみに、料金先払いとしたのは、
先日、私が古本を買ったオンライン古書店の女性との
メールのやりとりを通じて、悩みごとを聞いたから。
代金の回収に苦心しています、とのこと。
そういうトラブルに心をさくのはしんどそう。
それで、はなから一律、先払いとしました。
でも、利用者側からしたら、欲しいものはすぐ手元に欲しいですよね。
私もそうだから、、、、。微妙な問題ですね。
2003年5月2日 記


土曜だから? 二人の方から計3冊、買っていただけた。感謝!

3連休の初日。いきなり動きがあって、びっくりです。
EasySeekで、まずまとめて2冊、買っていただきました。
「英国パブの誘惑」(絶版。1050円)
「インシャラ」(鶴田真由 750円)
EasySeekは売る側・買う側それぞれに過去の評価を見ることができます。
評価を見て、信頼がおけそうな人かどうか、
互いにチェックしあえるという仕組み。
この方が以前に購入した本を見たら、海関連、旅もの、イギリス関連の ものなど。
ああ、どんな方かなー、なぜこの本を買う気になったのかなーと、想像がふくらみます。
この人に本が渡るなら、よかったとも思いました。
さっそく受注確認のメール。本をはかりにのせ送料を調べて、
振込みをお願いしました。

そして、メールをチェックしている間に、また1冊売れました。
「ぼくの上海行商紀行」(田中信彦 700円)
過去の評価を見たら「またご自著を見つけたら、
ご連絡差し上げます」という売り手側の文が。
名前を見たら、なんと著者ご自身からの注文でした。
うわー、びっくり。
「本を売りに出しやがってって、むっとしないかなー」と心配したら、
家人が「違うよ。手元に本がなくなっちゃんだよ」と。
真相はわかりませんが、さっそく受注確認と振込みお願いのメール。
なんだか、ちょっぴり心引き締まる取引です。
その後、折り返し振込み予定などメールいただいて、
「かなり以前の本なのですが、もう出版社にもなく、
友人などからまだ欲しいと言われたりすることが結構あるものですから、
いろんな機会に探しています。
ご出品いただいてありがとうございました。」とのこと。

本を通して、未知の方とメールでコンタクトが取り合える。
この楽しさは、なかなかのものです。
家人には「ズにのって、またすぐ何かあって沈まない(しょげない)ように」と
クギを刺されました。

2003年5月3日 記


いよいよHPのアップ近し?

我が家には本がたくさんあります。
6畳ほどの広さの通称「本部屋」には、本棚がにょきにょき。
棚におさまらない本は棚の前面に積み上げてタワー化しています。
それでも入りきらない本は段ボール箱に入っています。
床は一応、補強はしてあるんですけどね。
何十年ローンで買った建売住宅ですが、オプショナルで床は一部、補強してもらいました。
補強してよかったー。
何しろ本は重いです。
引越しのたび、手伝ってくれる友人や引越し屋さんに「まだあるの?」と、うんざりされています。

自分の読みたい本を書店、古本屋、インターネットで次々に買うばかりではありません。
一時期、オンライン書店サイトで本の紹介文を書いていたため、
参照用として次々に送ってもらった本が段ボール2−3箱分あります。
それらは、一読したきりで箱にしまったので、新品同様です。
我が家に眠らせておくのは、もったいないです。
さらに、いつ読めるかわからないけど、とりあえず入手しておこうと次々に本を買う家人までいて、
本はさらに増殖し続ける一方です。

もっと本当に読みたい人、必要としている人に我が家の本をお届けしたい。
そんな気持ちでいたのです。
にもかかわらず、こんなHPなど作り始めてみると、冊数が足りないジャンルがあります。
絵本、本にまつわる本など、好きでいっぱい持っています。
でも、まだお売りする決心がつかず、本棚からなかなか取り出せずにいます。
「仕入れ」と称して、もっともっと買いたくなってしまいます。
要は、購買欲の塊なのです。
好きなこととなると夢中でやってしまう性格も手伝って、やばいです。
見るだけのつもりで古本屋に入ったが最後、ついついまた買いこんで腰や腕にズッシリ。
今や、我が家の本部屋には、発送用の段ボール
(それを梱包する1メートル四方の大型段ボールも)まで加わって、
足の踏み場がだんだん減ってきました。
巣窟というか、頭上から何かが崩れてきそうな危険の香りを察知するのでしょうか。
猫たちも、あまり近づかない部屋に化しつつあります。

そんなこんな。
目録づくりがぜんぜん追いつきません。
きのう整理してみたら、まだ目録に入れてない本が段ボール箱3つ分。
売る決心がまだつかない本は、紀行ものだけでも百冊、二百冊はゆうにこえます。
おそろしい…。

がんばりすぎるとドライアイの私の目があやういので、
少しずつ目録に加えていきますね。
お分けできる本はまだまだ、たんとございます。
もしや、そのうち、お好きな本も出てくるかもしれませぬ。
どうぞ、ごゆるりとお付き合いくださいまし。

あとは、皆様が必要となさっている本をそろえること。
そして、値段をおさえめにすることを考えないと。
できたら、在庫をあまり増やしすぎず、
手にとりたいと思っていただける本を厳選していけたらいいのですが。
でも、手持ちの本がすでにいっぱいあるからなー。いったいどうしたものやら。

あわよくば、売り上げ金でまたHPにのせる
好きな本を仕入れたいなんて夢・野望もありました。
しかし、当分まだまだ無理であろうことは自覚してきました。
すでにオンライン古本屋をやっている皆さんは、
それぞれにご苦心なさっていることでしょう。
新人として、おもしろさ、とともに、難しさも少しずつ感じられてきたところです。

せめてHPをこまめに更新して、
買わなくても楽しめる構成を考えたいなと。
そのように思っています。

2003年5月6日 記


古物商許可申請の書類を書きに、警察へ

法務局に郵送で取り寄せた書類は、
5月の声を聞くとじき届きました。
成年後見人等登録されていないことの証明書をゲット。
必要な書類が3種類(4月24日の日記を参照)
がそろったので、警察署の防犯係へ。
行く前に電話して、先方の都合を聞きました。
すると「あ、今からですね?」と念押しされたので、
思わず「はい」と答えました。
急いで出かける用意をして車でGO。
手数料1万9千円が必要なので、コンビニでお金をおろします。
1冊売ってもせいぜい数百円の本。
1万9千円のもとをとるだけでも大変。痛い出費です。

うっかり印鑑を忘れたのに気づいて
あわててとりに戻って、約束の時間ぎりぎり。
どうにか防犯係の部屋へ。
「書類をそろえてまいりました」と書類をお渡しします。
担当の人から書類を渡されて、
経歴書1通、誓約書2通、古物商許可申請書2通、
その場でどんどん書きました。

防犯係という場所柄、室内の皆さん、お忙しそう。
「名前のフリガナは、苗字と名前の間、1マスあけて」など、
書き方について、ちょこちょこ説明されながら、
次々に書き込んでいきます。
皆さん、お忙しそうだし、担当の人も忙しそうで
無駄口は一切なし。ひたすらどんどん書きます。

目の前でじーっと見られてるので、
最近、直筆で文字を書くことが少なく、
よけい悪筆になりつつある私は緊張。
“うう。今日は5月何日だっけ? 7日か”と考えていたら、
思わず平成15年と書き込むべきところ、
うっかり「7」と書き込んでしまって、
「あ、間違えました」と、あわてて訂正。
そしたら、もう1通、同じものを書き込むとき、
「こっちは間違えないでください」と言われて、ドキ。

5年間の経歴を書く「経歴書」など、その場で
考えて書くのは、結構、大変。
これから行く人は、自分の5年間の経歴、
何を書こうか考えていったほうがいいかも。
「私、もう20年ぐらい同じ仕事なんですけど、
どういうふうに書けばいいでしょうか」と聞くと
「じゃあ、いつごろ始めたか書いてください」と。
昭和59年、なんたらと昔の始まりを書いて
2行ぐらいでおしまい。

古物商許可申請書の最初のほうには、
名称を書く欄があります。
「個人でやるんですね? 名前はなんかあるの?」と聞かれて
「あります」と言ったものの。
「あの…、名称、だいたい決めたんですが、
実はまだ海ねこにするか海ねこ屋にするかとか、
ちょっと迷ってる部分もあるんですが…。
途中で変更したらどうなるんですか」と言ったら、
「変えたら、また書類を出し直してもらわないと。
ちゃんと決めてから来てもらわないとね」とキッパリ言われて、
「わかりました。決めました」と急いで書き込みました。
とにかく忙しそうだったので、間違わないように
急いで書いて失礼しなくちゃってムードでした。

「古物商の許可申請がなんで必要かわかりますか」云々、
心得など説明があったり、いろいろ質問されるかと思ったら、
ほとんどまったくなし。

手数料として1万9000円をおさめて、
15分もかからずに終了。
あとは、許可が出たら、警察から電話が来るそう。
そしたら、古物商組合で標識と古物台帳を購入の上、
印鑑持参で再び警察署へ行くことになります。

警察署での書類書き以上に四苦八苦したのは、
夜、家人にHPのアップの仕方を教わったとき。
すでに自分のパソコン内で表示することはできるのですが、
それをプロバイダー側にアップしなければいけません。
ファイルとフォルダーの違いさえよくわからず、
何をどうすればいいのか、ちんぷんかんぷん。
飲み込みが悪い「生徒」を教えるのに
家人も手を焼き、疲れきっていました。

更新するたびに家人の手をわずらわせるのは
家人にも気の毒だし、私自身のためにも
自分で全部やりたいと思ったのです。
でも、自分で全部やるなんて、やっぱり無理でした。
2003年5月7日 記


「古本 海ねこ」を自分んちのBBSで初公開!

ずっと自分のPC上のみでHPを展開してるんじゃ、
あまりにも一人遊びのままなので。
きのう、自分の家のHP、BBSにURLを紹介。
もっとも身近な人に本邦初公開してみました。

そしたら、さっそく反応のメールをいただきました。
欲しい本があった、とか、
知り合いが書いた本があって懐かしかった、とか。
うれしいです。「古本 海ねこ」が自分だけのものじゃなくて、
ちょっと、みんなのものになった感じ。
カッコつければパブリック化した気分?

ただね、友達に「欲しい本があった」って書いてもらっても、
それがご祝儀がわりの言葉なのか、
本当に欲しいと思ってくれてるのか。
それに友達からお金もらっていいのかどうか、
ちょっと悩んじゃいます…。
結構、高いのにいいのかなーとかね。

前から思ってたんですが。
買う側の立場になって考えてみると、
このHPで買うと、けっして安くないですよね。
本の値段が700円としても、送料が360円、
振込みの代金が郵便局で130円。
それだけで1190円になってしまいます。
銀行振り込みだと、もうちょっと高くなりますね。

うーーん、安くないですよ。
出歩く時間と余裕がある人は
街中のブックオフででも探しあてたほうが安いです。
アマゾンやbk1で新刊、買うなら、
1500円以上で送料サービスですしね。
そういうの、大資本にはかないません。

ただね、売る側の立場からすると、
自分の手持ちの本でも、とりわけ愛着のある本には、
心情として、あまり安く値つけできないんですよね。
好きな本には、それなりに価値を感じるので、
叩き売りするようなことができないのです。
それと、自分が古本屋で400円で買った本だとすると、
650円と値づけしても利益は250円。
梱包の手間、発送しにいく手間、梱包の段ボール代
など考えると、そのぐらいはいただいてもいいかなと。

私って、商才はないと思うのです。
せめて、努力でカバーするしかないですね。
まったくどしろうと古本屋で、本当に駆け出し。
随時、あちこち改良していかないと。
率直なご意見・ご感想など、どうぞよろしくお願いします。

そのうち古物商許可が警察署から正式に出たら、
買取もできますので。
とくに、内容・状態のいい絵本・児童書。
ぜひ買取にいきたいです。
小笠原・伊豆諸島、沖縄の本なども。
もう読み終えて、ほかの人にお譲りいただけるもの
があったら、そのうち当店にお売りくださいね。

そうそう、振込みにわざわざ行かなくちゃいけない
難点も、どうにかできないかなーって考えてます。
アマゾンでは、おととい1冊、きのう2冊、売れました。
カード払いで、支払いの面倒がないから、
買いやすいのでしょうね。もともと新刊を買う気で見る人が
大半でしょう。そこに安く中古が出てたら、
あ、そっちでいいやって買いやすいですよね。
イージーシークも3千円以上買うとカード払いできる
システムを導入したようですが、詳細は未調査です。

では、新着本を何冊か更新して、
本を発送しに郵便局まで送りにいってまいります。
ふだんは近くの郵便局でいいのですが、
土日は中央郵便局まで出かけないとね。
来週は本業でバタバタかも。
でも、毎日少しずつでも更新するのが当面の目標です。

うわ、HP更新の作業してる間に1冊、売れました。
おととい出品して、たぶんきのうあたり
イージーシーク上にのったばかりの雑誌。
プレミア日本版 金城武 インタビュー掲載号です。
さすが、金城人気。あっという間に売れてしまいました。
ファンはやはり、よーくチェックしてますよねー!

2003年5月10日 記


週末、2冊ご購入いただき、大喜び!

日曜日、イージーシークでお二人に買っていただきました。
まず『Free&Easy 2000年4月号 ハワイで死にたい』、
そして『英国庭園を旅する』。
どちらもいい本なので、買い手がついて、
私までうれしくなります。

イージーシークには購入者履歴という欄があります。
購入者が公開していれば、
以前どんな本を買っているか見ることができるのです。
『ハワイで死にたい』をお求めの方の履歴を見たら、
ああ、私も好きそうな本がいっぱい。
この方の本棚を勝手に想像して、
ああ、いいなー…なんて勝手に。

本を介して、さまざまな世界観を持った方と
コンタクトをとることができる。この楽しさはなかなか。
メール上のお付き合いという距離感も心地いいです。

皆さんも、どなたかに譲ってもいい本をお持ちでしたら、
イージーシークかアマゾン マーケットプレイスに登録してみ ては?
両方とも、登録だけなら手数料無料。
売れた場合、イージーシークは手数料として売値の10%、
アマゾン マーケットプレイスは手数料として売値の15%、
それと成約料100円を払う仕組みです。
アマゾンは、初めて売る人でも安心。
推奨価格までかいてあります。

本の作り手としては、本当は新刊を定価で買っていただくのが いちばんです。
昨夜も『ブックオフと出版業界』を読んで、
いろいろ考えさせられました。
私自身も、ずいぶん前に作った自著が
新古書店で350円とかで売られていると、
まあ素通りはできません。
買ってくれた人がいたんだと喜ぶ反面、
その人が売ってしまおうと思った気分を考えたり、
350円かー…と思ったり、売れ残ったら捨てられるのかと
考えると、一抹のさびしさがないでもありません。

しかし、現実問題、豪邸にでも住んでいない限り、
そうそう、本ばかりどんどん増やせませんよね。
すごく好きな本だけ大事に所蔵しておき、
不要になった本は、別の必要としている人に読んでもらう。
これも、本を大事にする道ではないかと思います。
オンライン古本屋をやりながら、
自分の好きな本だけ売る、
好きな本だから大事にする、
そういう姿勢は忘れたくないと思っています。

2003年5月11日 記


発送で忙しいなんて、初めて

びっくりしました。
今日、アマゾン マーケットプレイスで突然、
3人の方に1冊ずつ、買っていただきました。
週末にイージーシークでご注文いただいた3人の方からも
郵便口座に即座にご入金いただきました。
素早いっ! 皆さん、きちんとしてらっしゃるのですね。
私もすぐに、きちんとお送りしなくちゃ、
しっかりしなくちゃと身が引き締まる思いです。

全部で6冊、梱包して、発送して、
郵便局へ3度も足を運んでしまいました。
郵便局長さんとは町内会のお付き合いが少しあるのですが
「おうちでお仕事できて、いいですね。
満員電車で通勤するって大変ですよね」
といわれました。
なんの仕事をしてると思われてるのだろう?

発送作業に追われるなんて慣れてないので、
納品書と照らし合わせながら注意してお送りしたつもり。
それでも、うっかり間違っていて、
ご注文なさった本と違うものが届いてしまったらどうしよう。
無事に届いたとわかるまでの数日間は、どきどきです。
マーケットプレイスで買ってくださった3人に発送のご案内、
ご入金いただいた3人にお振込みいただいたお礼と
発送のご案内をメールしました。

なんだかバタバタでした。
以前、ライター&編集として
編集部に通っていた駆け出し時代を思い出しました。
印刷所に朝までに入稿しなくちゃいけないときの気分。
寝不足で朦朧としながら、
「レイアウト入れた。色指定、入れた。
原稿入れた。ポジ入れた。イラスト入れた。
全部ちゃんと入れたかな?????」と
間違いないように間違いないように確認しながら
封につめていった気分、久々によみがえりました。

6冊も発送すると、一瞬、
ひょっとして売れてるかも?なんて錯覚してしまいます。
でも、波があるのが当然。
今日たまたま集中しただけです。
明日からはまたゆっくりと
時間が過ぎていくことでしょう。

さて、本業のほうもやらないと。

2003年5月12日 記


書籍発送用の封筒、検討中です

本を送るための封筒、どんなものがいいか検討しています。
先日、段ボールメーカーに注文した
段ボールの封筒は、とってもジョウブ。
発送段階で本が傷つくことはまずないだろうと信頼できます。
値段も50円〜70円ぐらいとまあ手が届く範囲。
難点は、置き場所にスペースをとること。
そして、何よりも、女の私にとっては扱いに力がいることです。
冊子小包で送るときは中身が書籍とわかるように
梱包材のどこかに切り込み・穴をあけないといけません。
きのうみたいにマグレみたいなラッキーな日、
6冊、梱包して発送となると、穴あけだけでもちょっとハード。
しかも、全身の力かけておさえながらじゃないとテープで封をしにくい。
ちびの私が力いっぱいおさえてテープはって梱包してると、ちょっと「格闘」って感じです。

私自身、新本、古本とも、ネットで買うので、
ほかの人・ほかの業者がどんな梱包にしているのか、興味しんしん。
買う側としては、どんなものだと印象いいかチェックしてます。

ネット検索したら、書籍発送ケース(ブックケース)専門の製造販売店がありました。
愛知の磯村商事さんです。
サンプルを取り寄せたら、すごい速さで、各種各サイズ、送ってくれました。
女の私でも扱いやすそうなものが多く、
封筒状になっているので置き場所もとらず。なかなかよさそうです。
ブックケース専門のところなので、似た形状のものでも紙質が違うものなど、
各種、各サイズ、とっても豊富。
CD、DVD発送用の封筒も各種そろっています。

HPを見たら、250枚単位となっていたので、ちょっと無理かなと思いましたが、
サンプル請求のとき質問したら、
5〜10枚ずつでも試験的に購入可とのこと。
「弊社を梱包材料の倉庫代わりに
お使いいだければ幸いです。」という メールの言葉が、
ぐぐっと私の心をとらえました。 言葉とは、使い手によって、
これほど大きな力を持つものかと思います。

いちばんいいなと思った種類の価格表が見当たらないので問い合わせたら、
すぐ電話&ファックスしてくれました。
親切です。商人の鑑。見習いたい! 
値段は、そうそう安くはないけど、
こんなに感じよくされると、心を揺さぶられます。
本を送るための封筒を各種きちんといろいろ作り続けている姿勢が、
本好きとして実に好感度大です。

磯村商事
http://www.book-cases.com/
2003年5月13日 記


うみねこ日記トップへ

2003年4月の日記へ

2003年5月後半の日記へ

古本 海ねこ トップページへ戻る