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谷川俊太郎の世界へ…
詩集から絵本まで


谷川俊太郎、1931年、東京生まれ。

私事ですが、20代後半からのとある時期、恵比寿に住んでいました。
当時、夜中にふらりと六本木の青山ブックセンターへ出かけて、
1冊、また1冊と谷川本を買っていた気持ちを思い出します。
わかってもわからなくてもいい…。ただ、何かを求めずにはいられなかったのかもしれません。
当時の自分は一体、何を探し求めていたのだろう…。

しかし、決定的に谷川俊太郎に魅了されたのは、
のちに下北沢のライブハウスへ足を運んでからでした。
友部正人のライブにゲスト出演した谷川俊太郎が朗々と読み上げた詩…、
その中に「うんこ」という一篇が含まれていました。
詩がチクチク突き刺さってくるのではなく、ポジティブなエネルギー源としてスーっと体内にしみ渡ってきました。
“ちゃんと読まなくては”“しっかり理解しなくては”などと、
自分の思いで詩をがんじがらめにしようとして、つまんなくしていたことに気づきました。
そんなことしようとしたら、逆に詩はどんどん離れていってしまうかもしれないのに。
むしろ、感覚的に好き、というあたりから入ってもいいのかもしれません。

とても多作な方で、著書をすべてご紹介するなんてまったく無理。
本当にごく一部ですが、ご紹介いたします。
1冊1冊、装幀もすばらしいので、ピンときたものがあったらジャケ買いしてみては?
谷川ワールドへの入り口は、日常のあちこちにぽかりぽかりと開いているように思います。


谷川俊太郎 詩集
子どものための本ー絵本・児童書
エッセイ・対談集・写真集・ビデオ・雑誌



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