| ロシアの絵本・美術書 |
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日本語版 古本
このページでご紹介した本は新刊です。
場合によって発送まで少々お時間をいただく場合があります。ご了承ください。
●品切れ チェブラーシュカとなかまたち 旧版 ウスペンスキー・作いじゅいんとしたか 訳 アルフェーフスキー絵
新読書社 76年 750円
表紙イタミ 小口シミ カバーなし
1969年、旧ソ連時代に長い歳月をかけて丹念に制作された
パペット（人形）アニメーション映画「チェブラーシカ」。
本国では、実にさまざまな人によって、さまざまなチェブラーシカが描かれています。
今やすっかり日本でもおなじみですが、本書はなんと30年近く前、
76年にいちはやく日本で翻訳出版された本です。
南の国からやってきたヘンテコリンな動物チェブラーシュカ。
もとはといえば、ジャングルの奥深くに住んでいたのです。
オレンジの箱にもぐりこんでオレンジを食べて寝込んでいたら、オレンジの箱ごと船に積まれて異国の地へ。
ロシア語でよくころぶやつという意味で「チェブラーシュカ」と名づけられました。
一方、その街にはゲーナという名前のワニが住み着いていました。
ゲーナは顔を自分の部屋で目を覚まし、朝ごはんを食べると、動物園に出かけて"ワニ"として働いていました。
ゲーナはいつも一人ぼっち。「友だちにきてもらいたいのです」と広告文を街じゅうにはります。
すると、ゲーナの部屋の呼び鈴を鳴らしたのはガーリャという女の子。
すぐにまた呼び鈴がなりました。そこにやってきたのがフシギな動物「チェブラーシュカ」でした。
みんな仲良しになって、友だちがだんだん増えていく物語です。
いじわるばあさんシャポクリャークとの対決もドキドキさせます。
長い間、倉庫にしまいこまれていたデッドストックであるため、小口にシミ、背表紙が少しいたんでいます。
ではありますが、この絵柄・この装丁…。入手ご希望の方はお早めにどうぞ。
作者のエドワード・ウスペンスキーは、現代ロシアでもっとも有名な児童文学作家のひとりです。
ハードカバー 136ページ。天地21センチ×左右16センチ
●チェブラーシュカとなかまたち 新版 ウスペンスキー・作いじゅいんとしたか 訳 アルフェーフスキー絵
新読書社 2001年新版初版 2002年の新版初版6刷 1050円
カバーは、アニメーション映画でおなじみの今ふう（？）チェブラーシュカです。
でも、カバーをとると右の写真のように76年のころのまま。
中ページのイラストも昔ながらのチェブラーシュカとワニのゲーナ。
アニメーションのイメージとはだいぶ異なりますが、こちらはこちらでレトロな味わいがなんともいえません。
巻末には、ゲーナの歌のメロディー譜がついています。
ハードカバー 136ページ。サイズ 天地21.6センチ×左右15.4センチ
●品切れ Чебурашки уходит в люди. チェブラーシカ、みんなの中へ
Успенский Э.（エドアルド・ウスペンスキー）文 Ярина З.（ヤリナ）絵
Астрель/Аст 2002年 2000円
カバーなし
ワニのゲーナは動物園で働き、チェブラーシカは保育園で"おもちゃ"として働いています。
ある日、ふたりは街へ出かけると、街の生活がとっても気に入りました。
ところが、じきゲーナは警察に逮捕されそうになり、チェブラーシカは必死に助けようとします。
逃げたり、つかまったりしながら、最後に優秀なコルホーズ員になるまでの冒険物語。
*コルホーズとはソビエト時代の集団農場のことです。（裏表紙の解説 より）
見返しは黄色のストライプに、花瓶にさしたチューリップ。
全体的に、ガーリッシュでかわいらしい雰囲気。
帽子、カメラ、ネスカフェのカップなど、ディテールもなかなかかわいいです。
ハードカバー 96ページ。サイズ 天地21.1センチ×左右14.9センチ
●品切れ＊ Крокодил Гена и грабителиワニのゲーナと強盗 Успенский Э.（エドアルド・ウスペンスキー）文
Зотова М. И Гонков С.（ゾトワ、ゴンコフ）絵
Астрель/Аст 2002年 2000円
カバーなし
日本でもブームになった”チェブラーシカ”（チェブラーシュカ）。
ワニのゲーナが強盗と対決します。
さーて、どうなるでしょう？
ハードカバー 78ページ。サイズ 天地22センチ×左右14.7センチ
●品切れ Все о Чебурашке и крокодиле Гене. Повести-сказки и сказочные истории.
チェブラーシカとワニのゲーナのすべて Успенский Э.（エドアルド・ウスペンスキー）文
Астрель/Аст 2003年 4000円
カバーなし
チェブラーシカとワニのゲーナは、いろいろな画家さんがイラストを描いています。
まさにいろいろなチェブラーシカとゲーナの絵柄をこの1冊で楽しめます。
ファンはもちろん、ファンならずとも必携!?
コンパクトながら、とても分厚い1冊です。
ハードカバー 525ページ。サイズ 天地21.6センチ×左右14.8センチ
●品切れ＊ Крокодил Гена и его друзьяワニのゲーナと仲間たち Успенский Э.（エドアルド・ウスペンスキー）文 Гозизов Р.（ゴジゾフ）絵
Оникс 21 век. 2002年 2500円
カバーなし
いろいろな画家さんが描いているチェブですが、これまた独特なチェブ・キャラ。
2枚めの画像は、裏表紙。どうです、このチェブは…！
ＯＮＩＫＳ２１社の大型絵本。
ハードカバー 110ページ サイズ天地26センチ×左右20.2センチ
●品切れ＊ Чебурашка. Для чтения взрослым детям. チェブラーシカ ウスペンスキーが子供たちに贈る１９編の詩集
Успенский Э.（エドアルド・ウスペンスキー）文
Олег Горбушин（オレグ・ゴルブシン)絵
Самовар 99年 1000円
カバーなし
Samovar社のミニブック。チェブラーシカ1篇を含む19篇。
色とりどりで、遊園地かジェリービーンズのようです。
動物キャラ、花々、家々…、どこを見てもプリティ。
コンパクト・サイズのかわいらしい1冊です。
ハードカバー 47ページ。サイズ 天地17.4センチ×左右13.5センチ
●品切れ Крокодил Гена идет в армию. Сказка.
ワニのゲーナ 軍隊に入る （おもちゃみたいなミニブック）
Успенский Э.（エドアルド・ウスペンスキー）文
Короев Л.(コロエフ)絵
Астрель/Аст 2000年 500円
カバーなし
ある日、ワニのゲーナに呼び出し状が届きました。
「朝８時にコップとスプーンと二日分の食料を持って、来てください。
あなたは兵隊に招集されたのです。おめでとう。司令官、ヴィントフキン」
ゲーナはチェブラーシカと一緒に召集所に行きました。
ゲーナはすばらしい兵隊でした。
半キロメートルも手榴弾を投げることができ、シッポで５人の敵をやっつけました。
勇敢にパラシュートで飛び降り、変装も完璧でした。
若い兵隊たちが「宣誓」をする日、ほかの兵隊たちのところには両親たちがやってきましたが、
ゲーナのところにはチェブラーシカがやってきました。
「きみはすばらし兵隊を育てたね」とシボロツキー大佐がチェブラーシカに言いました。
けれど、本当はゲーナがすばらしいチェブラーシカを育てたのです。
ゲーナは海軍に移り国境警備隊で見張り番をつとめます。
ロシアの海にはこっそり魚を取っていく外国の泥棒たちがしょっちゅうやって来るのです。
泥棒たちの船はとても速く、追いつくことができなくて、いつも逃げられてしまいました。
ある日、ゲーナは「わたしにやらせてください」と言います。
「大砲、機関銃、手榴弾、何が必要だね？」と聞かれて
「足ひれとピストルで十分です。わたしがピストルを撃ったら全速力で泥棒の船を追いかけてつかまえてください」
泥棒の船がやってくると、ゲーナは足ひれをつけて姿を消しました。
しばらくすると海中からまっすぐ上空にピストルが発射されました。
不思議なことに泥棒の船はまったく動かず、警備隊の船はすぐに追いつき、犯人たちをつかまえることができました。
実は、水中でゲーナが泥棒の船の舵を曲げてしまったのです。
ゲーナは勲章をもらうことになります。
これはゲーナが海軍にいたときに初めてもらった勲章のお話です。
ほかの勲章については、また次の機会に。
ソフトカバー 10ページ。サイズ 天地22センチ×左右16.2センチ。型抜きのミニブック。
●品切れ Новоселье Чебурашки. Сказка. チェブラーシカの新しいお家（おもちゃみたいなミニブック）
Успенский Э.（エドアルド・ウスペンスキー）文
Бай О.(Ｏ・バイ）絵
Астрель/Аст 2000年 500円
カバーなし
せまい電話ボックスに住むチェブラーシカがいじわるなおばあさん"シャパクリャク"にジャマ
されながらも、みんなと一緒に市長にかけあって新しいお部屋をもらうお話。
すべてのものが支給制度だったソ連時代ならではのストーリーです。
チェブラーシカは保育園で"おもちゃ"として働き、電話ボックスに住んでいました。
子どもたちはチェブラーシカを抱いたり、うば車に乗せたり、毛布にくるんだり、くすりを飲ませたり、
ときにはふざけて水びたしにしたりするので、おもちゃの仕事もなかなか大変です。
その電話ボックスは道路に面していて、トラックやトロリーバスの騒音でとくに夜は落ち着きませんでした。
だから、チェブラーシカはしょっちゅう仕事中に居眠りをしていました。
そこでゲーナと一緒に市長に手紙を書くことにしました。
「敬愛する市長さん。ぼく、チェブラーシカです。保育園でおもちゃとして働いています。
電話ボックスに住んでいます。広さは半メートル四方です。もう少し広い部屋をください」
二人は市役所に手紙を持って行き、入り口にいた、めがねをふたつかけてピストルを脇に下げたおばさんに渡しました。
市役所を出るとチェブラーシカは言いました。
「ゲーナ、ぼくあのおばさんを知っているよ。シャパクリャクだ。ぼくを助けてはくれないよ」
何日かするとチェブラーシカのところに役人が来て言いました。
「良い部屋と、悪い部屋、どちらが欲しいですか？」
「良い部屋が欲しいです」チェブラーシカは答えました。
「残念ですね。では、電話ボックスを二階建てにしましょうか？
すぐに広さが二倍になりますよ。それとも横に倒しましょうか？」
「いやです」チェブラーシカは強くことわりました。
一ヶ月たちましたが部屋をもらえなかったので、ゲーナは市役所の前でピケをはることにしました。
ライオンのチャンドル、キリンのアニュータ、サルのマリヤ・フランツォブナ、犬のトビクも
＜チェブラーシカの味方だ！＞と書いたプラカートを持って集まりました。
保育園の子どもたちも「チェブラーシカにお部屋をちょうだい！」と叫びます。
市長はそれを見て役人に言いました。
「すぐにチェブラーシカに新しい部屋を与えなさい！」
その部屋はすでに有力者が飼っている犬のボービクに割り当てられていたのですが、
市長はその部屋にチェブラーシカを住まわせ、ボービクには電話ボックスを与えることにしました。
一週間するとチェブラーシカは新しい部屋をもらい、友だちが手に手にプレゼントを持ってお祝いに来ました。
誰がどんなプレゼントを持ってきたか、わかるかな？
ソフトカバー 10ページ。サイズ 天地21.5センチ×左右16.2センチ。型抜きのミニブック。
●品切れ＊ Отпуск крокодила Гены. ワニのゲーナの休日
Успенский Э.（エドアルド・ウスペンスキー）文
Гонков С., Зотова М.(ゴンコフ、ゾトワ）絵
Астрель/Аст 2002年 2000円
カバーなし
「ワニのゲーナと強盗」と同じ画家さんのイラスト。
カラーのイラストのところどころに、モノクロのイラストが混ぜられています。
いじわるおばあさん"シャパクリャク"キャラがほそーくて、顔と靴が大きく、
一度見たら忘れられないような濃厚キャラ。
かなり工夫して描かれているように思います。
さまざまな画家さんによって描かれているチェブ本が数え切れないぐらい出回っているのですから、
キャラ作りから始まって構成まで、画家さんにとって腕の見せどころなのでしょうね。
ハードカバー 79ページ。サイズ 天地22センチ×左右14.3センチ
●品切れ＊ Голубой Вагон. Стихи и песенки. みずいろのワゴン
Успенский Э.（エドアルド・ウスペンスキー）文
Глазов И., Зотов О., Олейников И. и др.(ゴンコフ、ゾトワ）絵
Астрель/Аст 2002年 1000円
カバーなし
「チェブラーシカ」ほか３篇。ウスペンスキーの詩と歌がおさめられています。
「ワニのゲーナと強盗」「ワニのゲーナの休日」の画家も描いていますし、ほかの画家の絵も。
小さな本ですが、ＰＯＰなイラストからちょっと大人っぽいイラストまで
いろいろな絵柄がぎゅっぎゅとつまっていて、お得な1冊。
ハードカバー 192ページ。サイズ 天地16.7センチ×左右11.2センチ
●品切れ 洋書絵本 ロシア語版 チェブラーシカの絵本 わにのゲーナは警察官 原書の書名・著者名は表紙画像写真をごらんください
モスクワ 99年
Ｂ 表紙角少いたみ カバーなし
大人気のロシアのパペットアニメーション（人形アニメ）「チェブラーシカ」。
ソ連だったころ、映画館で本編が上映される前に
流れていた作品のひとつであり、テレビ漫画でもありました。
ロシアのある果物屋さんでオレンジの箱をあけたら、中にいたのは正体不明の不思議な生き物。
どうやら、そいつはジャングルで暮らしていたのに、果樹園にあったオレンジの箱に入り込み、
オレンジをぱくついて眠りこんで、そのままロシアへ来たようです。
果物屋のおじさんは「チェブラーシカ」と名付けて動物園に預けようとします。
ところが、正体不明なので預かってもらえません。
一方、動物園で“わに”として働くアフリカわにのゲーナは、ひとりぼっち。
そんなこんなで、チェブラーシカはゲーナと大の友だちになります。
ゲーナは兵役で軍隊に行くことになって、しばし離れ離れの生活。
頑張って兵役を終えて戻ってきたゲーナに、チェブラーシカは大喜びです。
ゲーナは、お菓子工場の夜間警備員をつとめることになりました。
ところが、勤務中、泥棒たちの車から流れ出す催眠ガスで眠らされ、
気づいたときには倉庫はすっかりからっぽ…。
さて、ゲーナとチェブラーシカは犯人をつかまえられるでしょうか。
チェブラーシカとゲーナのイラストが、素朴であったか。
部屋にある食器の花柄やテーブルクロスなど、ディテールがキッチュでかわいい。
トイレに坐ったまま部下らに指図する犯人など、コミカルなタッチもお楽しみいただけます。
ハードカバー サイズ天地22センチ×14.7センチ こぶりの絵本です
ユーリー・ノルシテインの世界・ロシア絵本TODAY・
広告ポスター、マトリョーシカほか・アートと絵本の周辺・
50年代ー80年代の古書・
90年代以降の絵本 その１・その２・その３・その４・その５・その他・チェブラーシカ・
イワン・ビリービン・80年代の絵本 日本語版・80年代以降の絵本 続き・80年代以降の絵本 日本語版 続き
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