ロシア絵本TODAY・
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●Ладушки. Русские народные сказки, песенки, потешки.
ラードゥシキ/ヴァスネツォフ挿絵のロシア民謡民話集
Васнецов, Ю.(ユーリー・ヴァスネツォフ)絵
РОССМЭН 2003年 4000円
カバーなし
「ラードゥシキ、ラードゥシキ! どこにいたの?」「おばあちゃんのところ」
「何を食べたの?」「カーシャ(ロシアの甘いおかゆ)だよ!」「何を飲んだの?」
「ブラーガ(ライ麦でできたビール)だよ!」…と、子どもが手をたたきながら歌う遊び歌など。
ロシアの民謡31編、創作物語18編、動物のお話19編。
「おおきなかぶ」「うさぎのなみだ」「おだんごぱん」「どうぶつのいえ」など有名なロシア民話から抜粋したお話を、
ヴァスネツォフが色彩・表情豊かにのびのび描いた作品集。
ユーリィ・A.バスネツォフ(1900〜73)の絵には、なんとも言えないようなぬくもりがあります。
民話の中から、素朴・愛らしいエッセンスを凝縮したかのような…。
「民話のまだ暖かい心臓を取り出したような直感そのもののイメージ。
その秘密は彼の生まれ育った故郷にある。ロシア共和国もウクライナに近い小さな町
ヴォヤトカ(現キーロフ)は、彩色粘土の人形や民画や装飾家具などの民芸品が生活にとけこんでいた」(堀内誠一)
1917年の革命に赤軍のメンバーとして参加し、除隊後ペトログラードの美術学校を卒業。
国立図書出版所美術部長のレーベデフに出会い、指導を受けたことが絵本への道を開いたようです。
日本語版「3びきのくま」(福音館書店 62年)で、日本でもおなじみ。
本書は1964年以降に出版され、長らく絶版の状態だったもの。2003年に復刊されました。
マットな感じのすばらしい印刷によって、素朴なぬくもりと装飾性とが融合した独特の世界をみごとに再現。
愛蔵版として、ご自分や大切な方へのプレゼントにいかがでしょうか。
なお、青い表紙のものは品切れ。出版社側の事情から、右画像にあります赤い表紙に変わりました。
ハードカバー 191ページ。サイズ 天地28.2センチ×左右21.8センチ
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●再入荷分、品切れ Маша и Медведь. Сказки, потешки, песенки.
ロシア民話 マーシャと熊さん Устинов Н.(ニコライ・ウスチーノフ)絵
Белый город モスクワ・ベールイ・ゴーロド社 2002年 2000円
カバーなし
Маша и медведь マーシャとクマ、Лисичка со скалочкой キツネとめん棒、
Лиса и заяц キツネとウサギ、Бычок, смоляной бочок 黒腹の子ウシ、
Кот, козел и баран ネコとヤギとヒツジの5話。
「マーシャとくま」(M・ブラトフ再話、エウゲーニー・M・ラチョフ絵 福音館書店)
は、日本語版でも有名ですね。
むかしあるところに、おじいさんとおばあさんがいました。
ふたりにはマーシャという孫娘がいました。
ある日マーシャが友だちと一緒に森へいちごやきのこ取りに出かけたところ、ひとりはぐれてしまいました。
迷い込んだ家はクマの家でした。クマは、これはよいと、マーシャにおかゆを作らせたりペチカをたかせたりします。
クマにおどされてマーシャは家に帰れませんでした。
そんなある日、マーシャが言いました。
「クマさん、おじいさんとおばあさんに私の作ったお菓子を届けてあげたいの。一日でいいから村に帰らせて」。
「だめだめ。迷子になってしまうよ。わたしが持っていってあげよう」。
マーシャはクマがそう言うのを待っていたのです。
マーシャはお菓子の入ったつづらに隠れて、村に戻ることができました。
大自然や動物の描写など、全体的にリアルで落ち着いたタッチ。
それでいながらカマを持ってブーツをはいたニワトリ、ツエをついたねこ、眼帯・包帯をつけたくま…など、
どの動物も、妙に人間くさいのがおもしろいです。
ハードカバー 50ページ。サイズ 天地26.7センチ×左右20.3センチ
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●品切れ Колобок. Сказки, потешки, песенки.
まんまるコロボック/ロシア民話 Салиенко Н.(サリエンコ)絵
Белый город 2002年 2000円
カバーなし
ベーリィ・ゴーラド社の民話絵本。
Колобок おだんごぱん(まんまるコロボック)、Репка おおきなかぶ、
Курочка Ряба まだら羽のめんどり、Теремок どうぶつの家、
Пузырь, соломинка и лапоть あわとわらとわらじ、の全5話。
「おだんごぱん―ロシア民話」(福音館書店)は、日本語版でもおなじみ。
おじいさんがおばあさんに作ってもらったまんまるのパン コロボック。
焼きたてコロボックを窓のところで冷ましていたところ、突然、ころがって外に逃げ出していきます。
うさぎに出会い、おおかみに出会い、くまに出会い、みんなコロボックを食べようとしましたが、
コロボックは歌を歌ってうまく逃げます。
きつねと出会ったとき、コロボックは同じように歌って逃げようとしました。
ところが、きつねがこう言いました。
「わたしは耳が遠いんだよ。鼻の上で歌っておくれ」。
調子にのって歌うコロボックはパクッときつねに食べられてしまいました。
見開きの右側3分の1ほど、違う絵柄があるのがユニークな絵本。
「おおきなかぶ」「金のたまご」など、なじみ深いお話が多いので、
文字がわからなくても、絵柄を見るだけで絵本としてお楽しみいただけると思います。
文字を囲んだ飾りケイの花々、動物や人の洋服、敷物や家具の柄など、ディテールまでチャーミング。
奥付のあと、付録のような感じで切り抜き式のキャラクターがついています。
ハードカバー 48ページ。サイズ 天地26.7センチ×左右20.3センチ
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●品切れ Лисичка-сестричка и серый волк.
キツネとはいいろオオカミ/ロシア民話 Мария Крылова(マリア・クルィロワ)絵
Белый город 2002年 2000円
カバーなし
ベーリィ・ゴーラド社の民話絵本。
Лисичка-сестричка и серый волк キツネとはいいろオオカミ、
Петушок и бобовое зерньшко おんどりと豆、
У страха глаза велики 怖がっていたらなんでも怖くみえるもの、
Три медведя (Л. ТОлстой)、
3びきのくま(レフ・トルストイ)、Кот, петух и лиса ネコとおんどりとキツネの5話。
「キツネとはいいろオオカミ」は、魚をとりに行ったおじいさんが
帰り道、キツネが横たわっているのを見つけました。
おばあさんの襟巻きにしようと思い、そりにのせてキツネを家に持ち帰ります。
ところが、そりの上でキツネは魚を1匹、1匹と全部投げ捨てて、自分もどこかへ行ってしまいます。
家に帰るとキツネも魚もなくて、おじいさんもおばあさんもがっかり。
さて、たくさん魚を集めたキツネのところにオオカミがやってきました。
オオカミが魚を分けてくれと頼むと、キツネは自分でとる方法を教えます。
しっぽを川にたらしておくと魚が釣れるというのです。
だまされたオオカミはしっぽを川にたらして、夜のうちに川が凍って動けなくなりました。
そして村の娘たちにひどい目にあわされました。
そのころキツネは村でパンの粉をかぶって、やっと逃げ出してきました。するとオオカミに会いました。
オオカミはキツネに腹を立てていました。キツネは言いました。
「あんたより、もっとひどい目にあってきたところなのよ」。
ひとが良いオオカミはキツネを背に乗せてやりました。
「3びきのくま」は、バスネツォフ、ポール・ガルドン、バーナデット・ワッツなど、さまざまな人が描いています。
森の中で女の子がくまのおうちにさまよいこんで、くまのお父さん用の大きな器やベッド、
くまのお母さん用の中ぐらいの大きさの器やベッドと試しますが、
子ぐまの小さな器やベッドが気に入って…。
本書で描かれる女の子は、ちょっとふっくらしていて、かわいいというよりかなり素朴な風貌なのがおもしろいです。
ロシア伝統の器、キルトのベッドカバー、デコラティブな服装など、絵のあちらこちら、
ゆっくりじっくりお楽しみいただけます。
絵を囲む飾りケイが、キッチュでハデハデな花柄だったり、こういう雰囲気が好きな人、きっといると思います。
ハードカバー 47ページ。サイズ 天地26.7センチ×左右20.3センチ
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●品切れ У лукоморья дуб зеленый...
プーシキン/入り江に緑のカシワがありました・・・
А.С. Пушкин 文 Николай Устинов(ニコライ・ウスチノフ)絵
Белый город 2003年 2000円
カバーなし
ベーリィ・ゴーラド社の民話絵本。
19世紀はじめのロシア文学〈金の時代〉を代表する詩人・作家である
アレクサンドル・セルゲーヴィチ・プーシキン(1799-1837)の作品が3話。
「入り江にカシワの木がありました・・・」、「司祭と働き手バルダのおはなし」、
「金の魚」の3話です。
深い森、荒波の海…大自然の中に、一角獣、王妃の顔をした鳥(鳥にされた王妃?)
人魚(なぜか木の上に!)、悪魔、魔女、モノノケ…魑魅魍魎たる世界の一体化?
なんでもありなのですね…。本書を見ると、ロシア絵本は簡単にカテゴライズできるほど
単純なものではなく、ひじょうに奥の深い世界なのだろうと思います。
ハードカバー 49ページ。サイズ 天地26.7センチ×左右20.3センチ
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●品切れ История о старике Кулебякине, плаксивой кобыле Миле и жеребенке Равкине.
クレビャキンじいさんと泣きむし牝馬ミーラと子馬のラフキンの話
Людмира Улицкая(リュドミラ・ウリツカヤ)文 Светлана Филиппова(スベトラーナ・フィリポワ)絵
Эксмо 2004年 2200円
カバーなし
ロシアの現代女流作家リュドミラ・ウリツカヤによるファンタジー。
りんごを育てながら働くクレビャキンじいさん。この家には泣きむしの牝馬ミーラと子馬ラフキンがいました。
子馬ラフキンが帽子をかぶって街へいき、サーカス小屋で見たもの体験したこととは…?
クレパスによる?青、そしてリンゴの赤がとても印象的。
イラストのタッチも手伝って、どこか切なく哀しげですが、
優しい空気感が本いっぱいにつまっています。
ウリツカヤは1943年生まれ。モスクワ大学(遺伝学専攻)卒業。
「ソーネチカ」(日本語版は新潮社から)で一躍脚光を浴び、96年、フランスのメディシス賞、
イタリアのジュゼッペ・アツェルビ賞を受賞。
2001年「クコツキーの事例」でロシア・ブッカー賞を受賞。
伝統的ともいえる力強いリアリズム小説が評判。
フランス、ドイツでも作品が翻訳出版され、今ロシアでもっとも活躍している人気作家のひとりです。
参考までに。「ソーネチカ」は、さえない容姿で、幼いころから本ばかり読んでいた女性が勤務先の図書館で、劇的な出会いをします。
彼は、1930年代にフランスから帰国した反体制的な芸術家ロベルトでした。
結婚してからも苦難の道は続きますが…、というお話。
ハードカバー47ページ。サイズ 天地22.3センチ×左右18.8センチ
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●品切れ Сказки народов Севера.
ロシア北方地方民話 Сост. Винокурова В.文 Гусаров А.(グサロフ)絵
Дрофа 2001年 4000円
カバーなし
ニブヒ、エスキモー、ウデゲ民族などロシア北方民族の民話。
民族色豊かな衣装の模様が美しい。
人ばかりでなく、民族衣装を着こんだキツネ、カラス、トナカイなども描かれています。
「ウサギはどうして耳が長いの?」「ワタリガラスとクジラのお話」など、
人間と動物、動物どうしの会話がいきいきと描かれています。
ハードカバー 204ページ。天地29.7センチ×左右21.8センチ
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●品切れ Прокофьев. プロコフィエフ物語
Галина Соловьева(ガリーナ・ソロヴィヨワ)文 Юлия Богатова(ユリア・ボガトワ)絵
Азбука-классика, Нота МИ 2004年 2000円
カバーなし
ロシアの大作曲家プロコフィエフの生涯を全ページ、カラフルな挿絵で紹介した本。
巻末に、ピアノの譜面つき。
セルゲイ・プロコフィエフ (1891-1953)は、ロシア激動の時代に「ピーターと狼」
「ロミオとジュリエット」をはじめ交響曲、協奏曲、バレエ、歌劇、映画音楽など
幅広い分野ですばらしい作品を残しました。名ピアニストとしても知られます。
初期のころは実験的な曲が多く、現代音楽のようなモダンな響きが特色でした。
社会主義政権下、抑圧されて芸術家たちにごく一般的でおとなしいカラーにおさまっていく中、
プロコフィエフはみずからの目指した音楽性も捨てはしませんでした。
ロシア音楽の伝統に根ざした美しいメロディーと先進的なオーケストレーションと和声と…。
暖かさと新鮮さの共存した音楽を産み出しました。
本書の絵も、暖かさとアバンギャルドな部分とを兼ね備えているように思います。
ハードカバー 94ページ。サイズ 天地26.7センチ×左右21センチ
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ロシア絵本TODAY・
広告ポスター、マトリョーシカほか・アートと絵本の周辺・
ソヴェート文学・50年代ー80年代の古書・
90年代以降の絵本 その1・その2・その3・その4・その5・その他・チェブラーシカ
イワン・ビリービン・80年代の絵本 日本語版・80年代90年代の絵本 日本語版 続き・日本語版 古本
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